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【東京都中央区】加島美術で絵師・河鍋暁斎の肉筆画と版画の展覧会!167点のうち東京初公開65点

注目の展示作品


初公開となる作品のなかでも、画工が手がけた大津絵から念仏鬼が現れるという名工譚を題材にした『大津絵戯画』は、全国でも初公開となる作品だ。


また、20代前半の肉筆画と推測される『鴛鴦図』も全国初公開。暁斎は、生涯に数千点にも及ぶ作品を制作したとも言われているが、画業初期にあたる20代前半の肉筆画は現存数が極めて少なく、詳細はほとんど明らかになっていない。

『鴛鴦図』は、このたび新たに発見された作品。江戸狩野派の画風を色濃く残す同作は、暁斎芸術の最初期の画風をうかがうことのできる貴重な一作だ。

左『惺々暁斎団扇絵聚画帖 子供の三番叟遊び図』/右『神功皇后 武内宿禰 見立端午節句人形図』

さらに、技と情熱が凝縮された秘蔵の名品『惺々暁斎団扇絵聚画帖』も要チェック。これは、肉筆の団扇絵15枚を収めた画帖で、上質な画材を惜しみなく用い、細部まで描き込まれた極彩色の作品だ。

現存する肉筆団扇絵の画帖は他に例がなく、2019年にサントリー美術館で開催された「河鍋暁斎 その手に描けぬものなし」展でも名品として紹介された。

そのほか、『神功皇后 武内宿禰 見立端午節句人形図』『雪中鷲兎図』『巨勢金岡作画図』など、暁斎の深い教養と圧巻の画技を味わえる逸品が並ぶ。

左『新板かげづくし 天狗乱舞』/右『狂斎百圖 長いものにはまかれろ』

そして、ユーモアあふれる版画の数々も見逃せない。暁斎の画業を語るうえで欠かすことのできないのが、浮世絵や版本などの版画作品だ。

同展では、戯画や風刺画をはじめとする多様なジャンルの94点を紹介。欧米列強を揶揄したとされる『新板かげづくし』や、諺を題材にユーモアを交えて描いた『狂斎百圖』など、いずれの作品にも暁斎ならではのユニークな表現と人間味が色濃く表れている。

展覧会図録を販売中

展覧会に先立ち、展示作品全167点を収録した図録の先行販売を加島美術店頭とオンラインで実施中。全作品に藤田氏による解説がついており、作品の魅力や見どころへの理解をより深められる内容となっている。また、年譜・署名・印章の一覧も掲載した、資料性にも優れる一冊だ。

全カラーの176ページで、販売価格は1,000円(税込)となっている。

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