梅雨になると血圧はどうなる?
梅雨の時期になると「なんとなく体調が悪い」「頭が痛い」と感じる人が増えます。天候の変化は血圧にも大きな影響を与えることがあります。
気圧・湿度の変化が血圧に与える影響とは
梅雨の時期は、低気圧が近づいたり、急にジメジメと湿度が上がったりと、天候がめまぐるしく変わります。気圧や湿度が急激に変化すると、体を無意識に調整している「自律神経」のバランスが乱れ、血管が縮んだり心臓の働きが不規則になったりして、血圧が不安定になりやすくなります。
梅雨は気圧の変化で高血圧になりやすいこともある
気圧が下がると、体はそれをストレスと感じ、自律神経の中でも体を興奮させる交感神経が強く働くようになります。全身の血管が縮まるため、血圧が上がってしまいます。さらに、夏の時期(梅雨を含む)は、昼間の血圧は下がりやすいものの、寝苦しさによる睡眠不足や脱水などが原因で、夜間の血圧が高くなりやすいことが研究でわかっています。
梅雨の高血圧に伴う症状はある?
血圧が急激に変動すると、頭痛、めまい、肩こり、体のだるさ、動悸(胸のドキドキ)などの症状が出ることがあります。これらは天候の変化で起こる「気象病」や「天気痛」の代表的な症状でもあります。
梅雨の高血圧・気象病対策はどうすればよい?
ジメジメとした梅雨を元気に乗り切り、血圧を安定させるための対策を紹介します。
梅雨時期に室内環境(湿度・温度)を快適に整える方法
部屋の湿度が高すぎると、汗が蒸発しにくくなり体温の調節がうまくできなくなります。エアコンの除湿機能などを使い、湿度は50〜60%くらいに保ちましょう。また、冷房で部屋を冷やしすぎると、体が冷えて血管が縮み、血圧が上がる原因になります。
水をたくさん飲むと血圧は下がる?水分補給の重要性
水を飲めばすぐに血圧が下がるわけではありませんが、水分補給はとても重要です。梅雨から夏にかけては、じわじわと汗をかいて体の水分が失われます。水分が不足すると血液がドロドロになり、血栓(血の塊)ができやすくなって、病気のリスクが高まります。喉が渇く前にこまめに水を飲む習慣をつけましょう。
朝夕の血圧測定で変動をチェックする
血圧は季節や天候によっても常に変化しています。そのため、毎日決まった条件で「家庭血圧」を測ることが大切です。朝は「起きてから1時間以内で、トイレに行き、朝ごはんや薬を飲む前」、夜は「寝る直前」に、座って1〜2分リラックスしてから測りましょう。手帳やスマートフォンアプリに記録しておくと、自分の血圧のリズムがわかり、病院でも大変役立ちます。
食生活や日常生活の注意点
血管や筋肉を丈夫に保つために、お肉、魚、卵、大豆製品などの「たんぱく質」をしっかり食べましょう。また、トマトやきゅうりなどの「夏野菜」には、「カリウム」という栄養素がたっぷり含まれています。カリウムは体の中の余分な塩分を外に出して血圧を下げる働きがあるため、積極的に取り入れましょう。

