プリン体の効果

核酸の構成成分(細胞の維持・再生)
プリン体は、遺伝情報を司るDNAやRNA(核酸)の主成分です。私たちの体では日々、古い細胞が新しい細胞へと入れ替わる「新陳代謝」が行われていますが、プリン体はこの細胞の増殖や再生を支える基礎的な材料として機能しています。
エネルギー代謝のサポート
プリン体は、生命活動のエネルギー源であるATP(アデノシン三リン酸)の構成成分でもあります。筋肉を動かしたり、神経を伝達したり、呼吸をしたりといった、人間が生きていくためのあらゆるエネルギー消費にプリン体が関わっています。
代謝産物(尿酸)による生理作用
プリン体が分解されてできる最終産物の「尿酸」には、体内の活性酸素にアプローチする抗酸化特性を持つことが知られています。これは、適切にコントロールされた範囲内での生理的な働きです。しかし、尿酸値が高い状態が続くと痛風や腎障害のリスクとなるため、抗酸化作用を期待してプリン体を過剰に摂取することは推奨されません。
プリン体の多い飲み物ランキング【アルコール】

アルコール飲料のプリン体含有量は種類によって差があり、特にビールや一部の醸造酒では無視できない量が含まれています。一方で蒸留酒は比較的少ない傾向にあります。ただし、アルコールはそれ自体が肝臓での尿酸産生を促進し、腎臓からの尿酸排泄を抑制する作用があるため、プリン体含有量の多少にかかわらず過剰摂取には注意が必要です。
醸造酒
醸造酒は発酵の過程でプリン体が生じるため、アルコール飲料の中では含有量が高くなる傾向があります。最も多いのは地ビールで100mlあたり4.6〜16.7㎎、次いで紹興酒が7.7〜11.6㎎、一般的なビールが3.3〜8.4㎎です。日本酒は1.2〜1.5㎎、ワインは0.4〜1.6mgと比較的少ない値を示します。
蒸留酒
蒸留の過程でプリン体がほぼ除去されるため、含有量は非常に少なくなります。ウイスキーは100mlあたり0.1㎎、ブランデーは0.4㎎、焼酎(25度)や泡盛はほぼ0㎎です。ただし、プリン体が少ないからといって飲みすぎてよいわけではなく、アルコール自体が尿酸値を上昇させる点に注意が必要です。
混成酒
梅酒は100mlあたり0.2mgと蒸留酒と同程度に少ない値ですが、果糖を多く含む点に注意が必要です。果糖はプリン体の代謝を促進して尿酸値を上昇させる可能性があるため、甘いお酒も飲みすぎには気をつけましょう。

