アントシアニンの効果

目への効果
アントシアニンは、視覚に関わるタンパク質「ロドプシン」の再合成をサポートする働きがあるといわれています。長時間のパソコン作業やスマートフォンの使用などで目を酷使する現代においてその効果が注目されており研究がされていますが、眼精疲労や目の病気との関連性はまだはっきりしていません。暗所での視力に対する適応効果(暗順応)があるとされる論文はあるものの、一時的な変化にとどまるという報告もあり、さらなる研究が続けられています。
抗酸化作用に関与
ポリフェノールの一種であるアントシアニンは、体内で発生する活性酸素にアプローチする抗酸化作用を持っていると考えられています。活性酸素は増えすぎると体の酸化の原因となるため、抗酸化作用を持つとされているアントシアニンにも、その働きが示唆されています。
血管内皮細胞の機能への関与
アントシアニンは、血管の柔軟性や健常な状態を維持する血管内皮細胞に対して、保護的に作用する可能性が示唆されています。一酸化窒素(NO)の生成に関与し、スムーズな体内循環を維持する一助となるなど、全身の恒常性を保つうえで寄与する成分と考えられています。
糖代謝および脂質代謝への関与
アントシアニンが持つとされる生理活性は、エネルギー代謝のプロセスにおいても注目され研究が行われています。試験によるばらつきはあるものの、消化酵素の活性に影響を与え、糖や脂質の吸収・利用を穏やかにするという研究報告があり、食事全体の質を高めることで、健やかな代謝リズムの構築を助ける役割が期待されています。
アントシアニンの多い食品

日本食品標準成分表にはアントシアニンの数値項目はありませんが、米国の情報を参照に記載しています。
果実類(ベリー・ブドウなど)
野生種のビルベリーは100gあたり約1,000mgと豊富に含まれています。栽培種ブルーベリーは約100〜300mg、カシスは約350〜450mg、ぶどう(皮ごと)は約50〜150mg、いちごは約20〜35mgを含んでいます。
野菜・芋・豆類
紫芋は100gあたり約150〜500mgと品種による差が大きいものの普通の芋と比べると豊富に含まれています。黒豆(皮)には約200〜300mg、赤しそには約100〜150mg、なす(皮)には約80〜120mg、紫キャベツには約70〜100mgほど含まれています。
穀類(黒米・赤米など)
主食として量を摂りやすいのが特徴です。黒米(玄米)は100gあたり約100〜400mgを含み、白米に混ぜて炊くことで手軽に摂取できます。赤米は約10〜50mgを含み、他のポリフェノールとのバランス摂取に適しています。

