アントシアニンが不足すると

アントシアニンは必須栄養素ではないため、摂取不足による特定の疾患(欠乏症)は定義されていません。現在も世界中で研究が進められている段階であり、その有用性については未知の部分も残されていますが、他の栄養素との影響により以下の影響が現れる可能性が示唆されています。
目のピント調整や違和感
ロドプシンの再合成サポートが不足することで、暗い場所での視力の適応(暗順応)や、酷使した後のスッキリとした感覚が戻りにくくなるなど、視覚的な回復リズムへの影響がある可能性があります。
抗酸化ストレスへの反応
私たちの体は日々、紫外線やストレスによる「酸化」の刺激を受けています。アントシアニンなどのポリフェノールが不足することで、体内での防御機能が十分に行き渡らず、どんよりとした印象や、年齢に応じたハリ・ツヤの維持に影響が出る可能性があります。
全身の違和感
アントシアニンは、抗酸化作用を持つポリフェノールの1種であり、健康的な食生活を支える食材の一つとして注目されています。野菜や果物の摂取が不足しがちな食生活では、体を酸化から守る機能が十分に発揮されにくくなり、日々のコンディションに影響する可能性があります。そのため、「なんとなく疲れやすい」「朝からすっきりしない」といった状態を感じる可能性があります。
アントシアニンを過剰摂取すると

通常の食事で過剰摂取の害が出ることはまだ明確にはわかっていません。サプリメントによる高濃度の摂取についても、長期的な安全性のデータが十分に蓄積されているわけではありません。成分そのものだけでなく、他の栄養素との影響により以下のような変化が見られる場合があります。
消化器系の一時的な不調
一度に多量の果実(ベリー類等)を摂取すると、アントシアニンそのものよりも、一緒に含まれる果糖や不溶性食物繊維の過剰摂取により、お腹のゆるさ(下痢)や腹痛を引き起こすことがあります。
栄養素吸収バランスへの影響
ポリフェノールには、鉄分などの特定のミネラルと結合して吸収を穏やかにする性質があるとされています。食事のたびにサプリメントや過剰摂取を続けると、ミネラルバランスに影響を与える可能性が無いとは言い切れません。
排泄物の変色
アントシアニンは強い色素を持つ水溶性の成分です。大量に摂取した場合、吸収されなかった色素により便や尿の色が一時的に濃く(青紫色や赤茶色に)なることがありますが、これは一過性の生理現象であり、体に毒性があるわけではありません。

