書籍『子ども脳疲労』(著:成田奈緒子/日本文芸社)は、小児科専門医である著者が、現代の子どもに起きているその“見えにくい変化”と、回復に必要な生活習慣を解説した一冊です。
今回は、子どもの不機嫌や無気力の背景にある「見えない疲れ」と、がんばらせるよりも大切な“休ませる”という視点について、一部抜粋してお届けします。

親の気がつかないところで、子どもはとても疲れている

※画像はイメージです
子どもはいつでも元気。この考え方はもはや時代遅れです。現代の子どもたちは、親御さんが思っている以上に忙しく、大人と同じくらい疲労がたまっています。
学校が終わると塾や習い事へと向かい、帰宅すれば宿題に取りかかります。ようやく机から離れても、ゲームや動画視聴などであっという間に時間は過ぎていきます。週末にも習い事や家族の予定が入り、気づけば一日が活動でいっぱいです。
親は、子どもの力を伸ばしたい、可能性を広げたいという思いから、習い事や勉強を次々とやらせてしまいがちです。こうして予定が増えるほど、子どもが何もせずにゆっくり過ごせる時間は減っていき、気づかぬうちにかなりのハードワークを与えてしまっているのです。
このような「詰め込み」に心当たりはありませんか?
現代の子どもは超ハードスケジュール
学校に習い事に宿題にと、次々にやることが重なると、子どもの脳は休む間を失ってしまいます。目に見えない疲れが、毎日少しずつ積み重なっている状態です。

イラスト:しゅんぶん
