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「脳波検査で分かる5つの病気」とは?CT・MRIとの違いや注意点も医師が解説!

「脳波検査で分かる5つの病気」とは?CT・MRIとの違いや注意点も医師が解説!

脳波検査の異常で気をつけたい病気・疾患

ここではメディカルドック監修医が、脳波検査の異常から疑われる病気を紹介します。どのような症状なのか、他に身体部位に症状が現れる場合があるのか、など病気について気になる事項を解説します。

てんかん

てんかんは、脳の神経細胞が突然過剰に興奮して、意識消失やけいれんなどの発作を繰り返す慢性疾患です。原因は脳の形成異常、頭部外傷、脳炎、脳梗塞などの症候性てんかんと、原因不明の特発性てんかんに分けられます。治療は抗てんかん薬を毎日規則的に服用する薬物療法が主流で、薬で効果がない場合は外科治療や食事療法も検討されます。意識を失う発作やけいれんを2回以上繰り返した場合は、速やかに医療機関を受診する必要があります。診療科は脳神経内科、脳神経外科、精神科、小児科(小児の場合)を受診し、可能であればてんかんの専門の医師の診察が望ましいです。

睡眠障害(ナルコレプシー・むずむず脚症候群)

ナルコレプシーは日中の過度な眠気や感情が高ぶった際の脱力発作(情動脱力発作)が特徴で、脳内の覚醒維持機構の異常が原因です。むずむず脚症候群は安静時に脚に不快感が生じて動かさずにいられなくなる病気で、ドパミン機能低下や鉄欠乏が関与します。治療はナルコレプシーでは覚醒維持薬の服用、むずむず脚症候群ではドパミン作動薬や鉄剤投与、カフェイン・アルコール制限などの生活習慣改善が行われます。日常生活に支障が出る場合は受診が推奨され、睡眠外来、脳神経内科、精神科、心療内科を受診します。

脳出血

脳出血は、脳内の血管が破れて出血し、周囲の神経細胞を圧迫・破壊する病気です。主な原因は長年の高血圧と動脈硬化で、血管がもろくなり破裂します。治療は血圧管理を中心とした内科的治療と、血腫が大きい場合は開頭手術や定位脳手術による外科的治療が行われます。突然の激しい頭痛、片側の手足の麻痺、言語障害、意識障害などが現れた場合は、直ちに救急医療機関を受診する必要があります。受診科は脳神経外科または脳神経内科で、手術が必要な場合は脳神経外科が対応します。

認知症

認知症は、脳の神経細胞の障害により記憶力や判断力などの認知機能が低下し、日常生活に支障をきたす状態です。原因はアルツハイマー型認知症が最も多く、次いで血管性認知症、レビー小体型認知症などがあります。治療は薬物療法(コリンエステラーゼ阻害薬やメマンチン、抗アミロイドβモノクローナル抗体製剤など)と非薬物療法(運動、認知機能訓練、生活習慣の見直し)を組み合わせて症状の進行を遅らせます。もの忘れの増加や日常生活での混乱が目立つようになったら早めに受診すべきです。受診科はもの忘れ外来、脳神経内科、精神科、心療内科、脳神経外科、老年科などが適しています。

発達障害(ADHD)

ADHD(注意欠如・多動症)は、不注意、多動性、衝動性を主な特徴とする生まれつきの神経発達障害です。原因は脳内の神経伝達物質(ドパミンやノルアドレナリン)の機能異常と考えられ、遺伝的要因も関与します。治療は薬物療法(メチルフェニデート、アトモキセチン、グアンファシン)と心理社会的治療(認知行動療法、カウンセリング、環境調整)を組み合わせて行います。学業や日常生活に支障が出ている場合は受診が推奨されます。15歳未満の小児は小児科、児童精神科、小児神経科、発達外来を、15歳以上は精神科または心療内科を受診します。

脳波検査をスムーズに受けるための正しい事前準備と対処法

前日の洗髪は行っても整髪料の不使用、適度な寝不足状態での来院など、いくつかの準備が必要です。また検査時間は準備を含めて1〜2時間程度かかるため、検査前にトイレを済ませておくことも重要です。

脳波検査前日の洗髪と整髪料を避けるべき理由

脳波検査は頭皮に電極を密着させる必要があるため、前日に洗髪して頭皮を清潔にしますが、整髪料やヘアオイルの使用は避けることが重要です。整髪料が残っていると電極の接触不良が生じ、正確な脳波が記録できなくなり、検査時間が長引く原因となります。

脳波検査後のペーストかぶれやふらつきへの注意

検査後は頭皮に付着したペーストを自宅で洗髪して除去する必要があり、まれにペーストによる皮膚のかぶれやベトベト感が残ることがあります。睡眠薬を内服した方は、検査当日から翌朝にかけて眠気、ふらつき、立ちくらみなどの持ち越し効果が生じることがあります。よって、車両や二輪車の運転を禁止して、付き添いの同伴が推奨されます。

配信元: Medical DOC

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