書籍『子ども脳疲労』(著:成田奈緒子/日本文芸社)は、小児科専門医である著者が、現代の子どもに起きているその“見えにくい変化”と、回復に必要な生活習慣を解説した一冊です。
今回は、現代っ子の多くが直面している睡眠不足の現状と親として大切にしたい視点について、一部抜粋してお届けします。

今の子どもは圧倒的に睡眠不足

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睡眠時間は短縮傾向にある
最近の子どもは、以前に比べて眠る時間が短くなっています。小学生に推奨されている睡眠時間が9~12時間であるのに対し、実際の平均睡眠時間は9時間を下回っているのです。多くの家庭で、その状態が当たり前になっています。
睡眠時間が短くなっている背景には、いくつかの要因が重なっています。たとえば、スマホやゲームはその代表例です。少しだけのつもりで触りはじめても、気づけば時間が過ぎてしまいます。動画を一本だけ見るつもりが、次の動画が流れ、やめるタイミングを逃してしまうのもよくあるケースです。また、親の帰宅時間に合わせた生活リズムや、夕方以降まで続く習い事や用事など、大人の都合も睡眠時間の短縮化の一因となっています。
