【しょうゆ】こいくち、うすくち、たまりの違いは? メーカーに聞いてみた

子ども人気も絶大「だししょうゆ」が流行中!

ーー『刺身を食べるなら「さしみしょうゆ」が一番』、というわけではないんですね。

恩田 そうですね。とにかく品揃えが豊富なので、それぞれが好きな目的・用途で各しょうゆを使ってくださっています。ちなみに、ここ最近流行っているのは、「だししょうゆ」です。甘くてうま味があり、お子さま人気がすごいんですよ。

キッコーマン いつでも新鮮 旨み広がる だししょうゆ

恩田 このように昨今は、ご家族それぞれの味の好みや健康志向に合わせてしょうゆを使い分けていただいているな、と実感します。

ーー「だししょうゆ」はなぜ流行っているのでしょう。

恩田 SNSなどで色んな方々が、「これがおいしい」と言って使ってくださっているのも一因です。メーカー側が大々的なプロモーションをかけたわけではないのですが、徐々に口コミ等で評判が広がっていき、規模が大きくなったと実感しています。
あとは、味の嗜好性の変化もあげられます。昨今は甘み・うま味が強いものが好まれるようになったという、日本人の味覚自体に変化が表れているというデータもあるんです。

ーーいまの子育て世代の幼少期は、1家庭につき「こいくち」ペットボトルが1本、という印象でしたが、昨今は家族全員がそれぞれのマイしょうゆを持っていると言っても過言ではありません。使い分けをするご家庭が多くなった背景があるのでしょうか。

昔ながらの定番として長く親しまれている、ペットボトル容器の「キッコーマン 特選 丸大豆しょうゆ」は、いまなお根強い支持を集める。

恩田 それはやっぱり、密封ボトルの登場が大きいかなと思います。

密封ボトル登場で生まれた「生しょうゆ」

ーー2011年に、密封ボトルの「しぼりたて生しょうゆ」(※1)が販売されましたが、当時、100年に一度の大発明だと思いましたよ!
※1「いつでも新鮮 しぼりたて生しょうゆ」の発売は2010年で、当時はパウチ容器です。

恩田 私もそう思います(笑)。昔からのペットボトルは、容量も大きいので、何本も持ちきれないものでした。それが、密封ボトルは200mlサイズで90日間、450mlサイズと620mlサイズは120日間も、開栓後常温保存が可能となっているんです。(※2)だからこそ、複数本持つことができ、使い分けができるようになったきっかけが、ここにあるんじゃないかと思います。
※2「いつでも新鮮 超減塩しょうゆ 食塩分66%カット」は同じボトルでも保存期間が異なります。200mlは60日間、450mlは60日間 が開栓後の保存期間です。

ーーそもそも、「生しょうゆ」とはどんなしょうゆなのでしょう。

キッコーマン いつでも新鮮 しぼりたて生しょうゆ

恩田 通常、従来からあるしょうゆは、最後の方に「火入れ」という過程を経て、しょうゆの色・味・香りを整えたり、微生物の処理などを行います。その分、色が濃くなりキリッとした味わいになりますが、「生しょうゆ」は「火入れ」の工程がありません。

ーーということは、手間暇をかけてほかの方法で殺菌処理しているんですね。

恩田 はい。精密なフィルターを使い微生物を取り除いているので、しぼりたてのすごくフレッシュな味わいがそのまま楽しめるんです。
昔から工場では「生しょうゆはおいしい」と言われていて、社員も生しょうゆがおいしいことは知っていたのですが、鮮度を保つことが難しかったです。なので、従来のペットボトルでは「フレッシュさは出せないから、流通させるのが難しいね」と言っていたんです。

ーーそんななか、密封ボトルが登場したことにより……!

恩田 はい! 「これになら、生しょうゆを入れられるよね! 」と登場した、という経緯があります。

配信元: マイナビ子育て

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