「女性でクレアチニンが低い3つの原因」はご存じですか?気を付けたい病気も医師が解説!

「女性でクレアチニンが低い3つの原因」はご存じですか?気を付けたい病気も医師が解説!

クレアチニンが低い女性が筋肉量を維持するための正しい対処法と生活習慣

タンパク質をしっかり確保するバランスの良い食事

タンパク質の摂取が不十分となると、筋肉量の減少をきたしやすいです。そのため、バランスの良い食事の摂取が大切です。「日本人の食事摂取基準(2025年版)」によると、18〜64歳までの成人男性では1日あたりタンパク質の摂取を65g、65歳以上で60g、18歳以上の成人女性で50gが推奨とされています。体格によりこの推奨される蛋白量が変わりますが、高齢者では腎機能などが問題なければサルコペニアを防ぐためにも、1日に適正体重1kg当たり1.0g以上のタンパク質摂取が勧められます。

日常生活に無理なく取り入れる適度な運動習慣

筋肉量を増やすためには、運動量を増やすことも重要です。筋トレなどのレジスタンス運動など日常生活に適度な運動習慣を行うことで筋肉量を増やし、サルコペニアを防ぐことにつながります。普段から適度な運動を心がけるようにしましょう。

腎臓専門医・腎臓内科の受診と適切な治療

筋肉量が少ないことが原因でクレアチニンが低い場合には、クレアチニン値のみで腎機能を正確に測ることが困難です。そのため、腎機能の低下が疑われた場合には腎臓内科を受診して相談をしましょう。万が一腎機能が低下している場合には、タンパク質の摂取制限をしなければならないこともあります。正確に腎機能を評価するためにも腎臓内科での適切な治療を受けましょう。

「女性でクレアチニンが低い原因」についてよくある質問

ここまで症状の特徴や対処法などを紹介しました。ここでは「女性のクレアチニン低下」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。

女性のクレアチニンの正常値(基準値)はどれくらいですか?

伊藤 陽子(医師)

女性のクレアチニン値の基準値は、0.46〜0.79mg/dLとなっています。しかし、検査機関によっては多少基準値が異なることもあります。必ず検査をした医療機関で確認をしましょう。

健康診断でクレアチニンが低いと言われるのは、具体的にどのような特徴がある人ですか?

伊藤 陽子(医師)

健康診断でクレアチニン値が低い場合、体格が小さく筋肉量が少ない場合やダイエットによる低体重、高齢者などで運動量が少なく栄養状態が悪いサルコペニアの可能性も少なくありません。また、このほかに甲状腺機能亢進症でもクレアチニン値が低くなることがあるため、動悸や急激な体重減少がある場合には甲状腺機能亢進症の合併の可能性を考えてまず内科で相談をしましょう。

クレアチニンが下がり続けると、将来的にどのような影響がありますか?

伊藤 陽子(医師)

クレアチニンが下がった原因は、筋肉量が少ないことが原因となることが多いです。筋肉量がどんどん減り続けると、生活の活動も低下し、いわゆるサルコペニアとなる可能性が高いです。サルコペニアとなると、要介護状態となりやすいため注意しましょう。

クレアチニン値はeGFRと一緒にチェックすべきと聞きました。何科で検査できますか?

伊藤 陽子(医師)

筋肉量が低いとクレアチニン値が低めに出てしまいます。年齢や性別、体格によってもクレアチニン値が変わる可能性があります。このため、年齢や性別、体格などを加味したeGFR(推算糸球体濾過量)でチェックをした方がより現状の腎機能を評価することが可能です。このeGFRは、血液検査でクレアチニン値を測定することで計算できます。まず内科で血液検査を行い、体格の補正を行う場合には一緒に身長や体重、年齢、性別を入力すると良いでしょう。

配信元: Medical DOC

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