サッカーのワールドカップ(W杯)北中米大会の決勝トーナメント1回戦(6月29日、日本時間30日、米テキサス州ヒューストン)で日本代表(FIFAランキング18位)がブラジル代表(同6位)に1-2で逆転負けを喫した翌日、FW塩貝健人(ウォルフスブルク)は「今更あの発言を別に撤回しようとかないし、このままでは終われないと思う」と語った。試合前に「昔は強かったけれど今はどうなんですか?」と問い返した21歳のストライカーの不敵な姿勢をめぐり、日本国内では「称賛」「批判」「メディアへの疑問」まで、さまざまな反応が飛び交っている。
「ネイマール」5文字の即答から始まった
26日(日本時間27日)、ナッシュビルでの練習後の取材対応で、ブラジルの印象を問われた塩貝はわずか5文字「ネイマール」と即答。日本はネイマールに5試合で9得点を許してきたが、「昔のネイマールじゃないですか。今は大丈夫だと思います」「(日本の)センターバック陣も良い選手がそろっているので大丈夫」と強調し、ブラジル自体の印象についても「昔は強かったけれど今はどうなんですか?」と報道陣に問いかけた。ブラジルは2002年日韓大会で圧倒的な強さを見せつけたが、それ以降5大会連続で決勝進出を逃しており、18年以降の2大会は8強どまりとなっている。
「王国への挑発」と受け取られたのか、塩貝が15日に公開していた過去の投稿のコメント欄には、ブラジルのファンとみられるアカウントから大量のメッセージが届いた。「身の程を知れ、BTS」「無礼な態度には、高い代償が伴うことになる」「悟空が助けに来てくれるとでも思っているのか?気をつけろよ」「寿司よりもシュラスコが優れていることを見せてやる!」「落ち着いて、中国人のお兄さん 今のブラジルのことは知ってる?」といった過激なメッセージが次々と送りつけられた。一方、日本のファンとみられるアカウントからは「塩貝くんは間違った事を言ってないよ」「点決めて、このうるさいブラジル人達を黙らせてくれよ」と力強いエールも寄せられた。
試合後、ブラジルのFWマテウス・クニャ(マンチェスター・ユナイテッド)は左手の指を5本立てて日本チームに向けて声を上げた。ブラジル大手メディア「グローボ」の報道によると、クニャは「私たちのことを話すときは敬意を払ってほしい。私たちが象徴するものは私たち自身よりもはるかに大きい。私は彼らにこう言った。『私たちは5回優勝したんだから、敬意を払ってくれ。今、君たちは私たちが何者か分かっているはずだ』」と説明した。
「これなら何の心配も要らないね!推せる!」
塩貝の発言に対し、日本国内からは称賛の声が多く上がった。
「この状況でインスタ更新する塩貝健人マシ鬼メンタルで草。これなら何の心配も要らないね!!推せる!!」
「塩貝みたいな人間は絶対に必要だし、頑張ってほしい」
「こういう選手を日本人のオールドタイプが自分たちの常識に当てはめて潰さないことを祈る スポーツ選手は自分を鼓舞するために強気の発言するから面白いんじゃん でも人間だから突然ポキッと折れるとも限らないのが怖い 頑張って!塩貝選手」
「塩貝みたいなタイプは逆にこれでモチベーション上げていくんだと思う」
「塩貝がリスペクトを欠いたというより、ブラジル人が図星を突かれて逆ギレしたようにしか見えなくてだな…W杯予選から脱落しそうでサッカー王国の誇りを捨ててまで慌てて外国人監督呼ぶぐらいだからな」

