10代女性の生理悩みへの対処と婦人科受診経験について


10代女性は生理痛によって76.5%が生活に何らかの支障をきたしている
10代女性の生理に関する調査では、76.5%が普段の生活において“何らかの支障がある”と回答しており、普段の生理時の鎮痛剤の使用率が68.7%で、生理悩みでの婦人科受診の経験があるのは全体の30.8%でした。
<稲葉先生のコメント>
10代はまだ生理周期が安定しない時期なので「まだ若いから様子をみよう……」と思いがちですが、若いから大丈夫、ではありません。生理に伴う症状が学校生活に大きく影響することもありますし、10代の頃の生理痛と将来の子宮内膜症の発症との関連も報告されています。
つらいときは婦人科で相談するという選択肢をもっておくことが重要です。
「生理に関する意識と実態調査(2)」
実施時期:2026年3月 調査手法:インターネット調査 調査対象:16歳〜59歳女性2,885名、そのうち16〜19歳女性412名の回答から抜粋
親と子の生理におけるコミュニケーションの実態

生理の悩みや不調について子どもと話したことがある親は83.1%にのぼる。子どもの生理に関する情報源は「自分自身の経験や知識(60.7%)」が最も多い
中学生・高校生・大学生の女子の子どもがいる親(30〜59歳女性)に子どもとの生理についてのコミュニケーションについて調査を行いました。
まず、「生理に関する悩みや不調について、お子さんと話したことがありますか?」という質問に対しては、「はい」と回答した割合は83.1%、「お子さんと生理について話す上で困っていることはありますか?」という質問に対しては、「特に困っていない(47.4%)」「正しい知識に自信がない(26.7%)」という回答が多いという結果でした。

実際に生理の話を子どもにする上で参考にしているものを聞いたところ、最も高かったのは「自分自身の経験や知識(60.7%)」、次いで「インターネット検索(48.3%)」が上位にあがっていました。
<稲葉先生のコメント>
生理に伴う症状は個人差が大きく、親子でも似ているとは限りません。「娘の生理痛は重そうだけど自分は全く生理痛がないから分からなくて……」とご相談に来られるケースもあります。自身の経験で判断すると、受診が必要なケースを見極めることが難しくなってしまう可能性があります。治療法や薬の種類も以前よりも選択肢が増えています。娘さんがつらそうであれば婦人科の専門医に相談することも重要です。また、生理に伴う症状は他人と比較しづらいので「みんなこれくらいつらいのかな……」と実は我慢している、ということも少なくありません。本人からの訴えがなくても、つらくないか聞いてみてあげることが大切です。
「生理に関する意識と実態調査(2)」
実施時期:2026年3月 調査手法:インターネット調査 調査対象:16歳〜59歳女性2,885名、そのうち中学生、高校生、大学生の女子の子どもがいる親793名の回答から抜粋
