中性脂肪を下げるおすすめの野菜とは?メディカルドック監修医が、中性脂肪を下げるのに効果的な野菜の種類や栄養素、効率よく吸収するための正しい食べ方、そして野菜ジュースを取り入れる際の注意点について解説します。

監修医師:
林 良典(医師)
名古屋市立大学
【経歴】
東京医療センター総合内科、西伊豆健育会病院内科、東京高輪病院感染症内科、順天堂大学総合診療科、NTT東日本関東病院予防医学センター・総合診療科を経て現職。
【資格】
医学博士、公認心理師、総合診療特任指導医、総合内科専門医、老年科専門医、認知症専門医・指導医、在宅医療連合学会専門医・指導医、日本緩和医療学会認定登録医、禁煙サポーター
血液中の中性脂肪とは?
中性脂肪は、身体に必要な脂質のひとつです。ただし、血液中で高い状態が続くと、動脈硬化や急性膵炎などのリスクにつながることがあります。
そもそも中性脂肪とはどのような役割があるのか
中性脂肪は、身体を動かすためのエネルギー源です。食事から摂った糖質や脂質のうち、使い切れなかった分は中性脂肪として蓄えられ、必要に応じて分解されます。また、体温を保ったり、内臓への衝撃を和らげたりする役割もあります。中性脂肪そのものが悪いわけではありませんが、増えすぎると生活習慣の見直しや治療が必要になることがあります。
血液検査で中性脂肪の値が高くなる主な原因
中性脂肪が高くなる主な原因は、エネルギーの摂り過ぎです。甘い飲み物や菓子類、白米、パン、麺類などの糖質を摂り過ぎると、余ったエネルギーが中性脂肪として蓄えられやすくなります。アルコールも、肝臓で中性脂肪を作りやすくします。そのほか、運動不足、肥満、糖尿病、脂肪肝、甲状腺機能低下症、遺伝的な体質なども関係します。
基準値より高い中性脂肪を放置する健康リスク
中性脂肪が高い状態を放置すると、動脈硬化が進み、心筋梗塞や脳梗塞などにつながることがあります。また、中性脂肪が著しく高い場合は、急性膵炎を起こすことがあります。
血液検査の「中性脂肪値」の基準値と再検査が必要な数値
再検査・精密検査を受診した方が良い結果がいくつかあります。以下のような診断結果の場合にはすぐに病院に受診しましょう。
血液検査の「中性脂肪値」の基準値と結果の見方
中性脂肪は、空腹時で150mg/dL以上、随時採血で175mg/dL以上の場合に、高トリグリセライド血症と判断されます。随時採血とは、食事の時間にかかわらず行う採血です。特に、500mg/dL以上の高値では急性膵炎のリスクが高くなるため、早めの受診が必要です。
血液検査の「中性脂肪値」の異常値・再検査基準と内容
中性脂肪が高い場合は、空腹時採血で再確認し、血糖値、HbA1c、肝機能、腎機能、甲状腺機能なども調べます。費用は保険診療で3割負担の場合、数千円程度が目安です。再検査や精密検査は、まず内科で相談できます。糖尿病や甲状腺の異常が疑われる場合は内分泌内科、動脈硬化や心血管リスクの評価が必要な場合は循環器内科で相談することもあります。要検査にあたる300〜499mg/dLは1〜3か月以内、要精査にあたる500mg/dL以上はできるだけ早く受診しましょう。治療は食事、運動、飲酒量の見直しが基本で、必要に応じて薬物療法を検討します。

