お酒をやめると血圧にどんな変化がある?

断酒直後と、離脱期を過ぎた後では、血圧の変化が異なります。ここでは、その影響を順に紹介します。
断酒直後は血圧が上がることがある
長期間にわたって大量に飲酒していた方が急に断酒すると、自律神経が過剰に働き、血圧の上昇や脈拍の増加がみられる場合があります。手の震えや発汗、動悸などを伴う場合は、病院で相談してください。
離脱期を過ぎると血圧が安定しやすくなる
離脱症状が落ち着くと、アルコールによる血圧上昇の影響が減ります。長期的には、血圧が下がり、安定しやすくなることが期待できます。
長期的には心疾患のリスクを減らせる
飲酒中や飲酒後に入浴や運動をすると、血圧が大きく変動する場合があります。断酒によって、飲酒に伴う血圧の乱高下を避けられ、心血管疾患のリスクを減らしやすくなります。
お酒をやめる方法

お酒をやめる方法は、飲酒量や離脱症状のリスクによって異なります。自分の状態に合った方法を選んでください。
飲酒量を記録する
普段飲んでいるお酒の種類や量、時間帯を記録します。飲酒が増えやすい場面や、ストレスとの関係を把握しやすくなります。
飲む量を決めて休肝日を設ける
すぐに断酒することが難しい場合は、飲酒量の上限を決め、休肝日を設けます。ビールや日本酒などに含まれる純アルコール量も確認し、無理のない範囲で飲酒量を減らしていきましょう。
炭酸水やノンアルコール飲料へ置き換える
炭酸水やノンアルコール飲料を選び、飲酒の合間に水を飲むと、お酒を飲むペースを抑えやすくなります。飲酒が習慣になっている場面では、代わりの飲み物を用意してください。
家族や周囲の支援を受ける
断酒を続けるには、家族や支援者へ相談することも必要です。地域のリカバリーサポートグループへ参加し、孤立しない環境をつくることも選択肢です。
必要に応じて病院で治療を受ける
大量飲酒を続けている方が急に断酒すると、手の震えや幻覚、けいれん、振戦せん妄などの重い離脱症状が生じることがあります。病院では、必要に応じて薬物療法を行います。一人では飲酒量を減らせない方や、過去に離脱症状を経験した方は、早めに相談してください。

