脳トレ四択クイズ | Merkystyle
「コレステロールを下げる3つの運動」はご存じですか?自宅でできる筋トレも医師が解説

「コレステロールを下げる3つの運動」はご存じですか?自宅でできる筋トレも医師が解説

コレステロールを下げるには運動が効果的?メディカルドック監修医が、コレステロールに効く自宅でできる運動や筋トレ・更年期との関係を解説します。

上田 莉子

監修医師:
上田 莉子(医師)

関西医科大学卒業。滋賀医科大学医学部付属病院研修医修了。滋賀医科大学医学部付属病院糖尿病内分泌内科専修医、 京都岡本記念病院糖尿病内分泌内科医員、関西医科大学付属病院糖尿病科病院助教などを経て現職。日本糖尿病学会専門医、 日本内分泌学会内分泌代謝科専門医、日本内科学会総合内科専門医、日本医師会認定産業医、日本専門医機構認定内分泌代謝・糖尿病内科領域 専門研修指導医、内科臨床研修指導医

コレステロールとは?コレステロール値が高い人の健康リスク

コレステロールとはいったい何でしょうか。実は、コレステロール自体は、人間にとって不可欠なものです。人間の細胞の膜(細胞膜)の材料に、コレステロールがかならず必要なのです。また、コレステロールを材料にした、生命活動に重要なホルモンもいくつか存在します。コレステロールを含む「脂質」には、様々な種類があります。健康診断などでよく確認する脂質関連の項目には、主に中性脂肪・LDLコレステロール・HDLコレステロールの3つがあります。このうち、高すぎると困るのが中性脂肪とLDLコレステロール、主に低すぎると困るのがHDLコレステロールです。健康診断などで脂質異常を指摘され受診勧告をされた場合は、自己判断せずに内科を受診するようにしてください。

LDLコレステロール高値が体に与える影響とリスク

LDLコレステロールは「悪玉コレステロール」とも呼ばれます。コレステロール自体は細胞膜やホルモンの材料として必要ですが、血液中のLDLコレステロールが過剰になると、血管壁に入り込んで動脈硬化を進める原因になります。動脈硬化が進むと血管が狭くなったり、血管内のプラークが破れて血栓ができたりして、心筋梗塞や脳梗塞などのリスクが高まります。LDLコレステロールは、下げれば下げるほど、動脈硬化にまつわる疾患を予防する効果がある可能性があります。たとえば、LDLコレステロールを39mg/dL下げることで全死亡率が19%、狭心症や心筋梗塞が23%、血管イベントが21%程度減少します。このため、LDLコレステロールが基準値よりも高く、かつ動脈硬化リスクが高い方は、そのリスクに応じてLDLコレステロールを目標以下まで低下させることが推奨されます。

中性脂肪高値が体に与える影響とリスク

中性脂肪については、現時点で「下げれば下げるほど、心筋梗塞や脳卒中が減る」とは断言できません。つまり、「血液検査の中性脂肪の数字を下げるだけでは、心臓や血管を守れるとは限らない」ということです。このため、中性脂肪が高い人は、中性脂肪の数字だけを見て安心するのではなく、体全体のリスクを見ることが大事です。たとえば、飲酒量を減らす、ほどよい運動をする、禁煙するなどで、心筋梗塞や脳卒中のリスクを下げていく必要があります。一方で、中性脂肪が非常に高い場合は、急性膵炎という危険な病気の原因になることがあります。その場合は、心筋梗塞を防ぐためというより、膵炎を防ぐために、中性脂肪を下げる必要があります。

LDLコレステロール・中性脂肪が高くなる主な原因とは?

LDLコレステロールが高くなる原因には、コレステロールの多い食事が続いている、甲状腺機能低下症やネフローゼ症候群、肝臓や胆道の病気、2型糖尿病などの病気がある、薬の影響がある、遺伝的にLDLコレステロールが高くなりやすい体質である、妊娠している、閉経後である、極端なやせや十分に食べられていない状態があるなどがあります。一方、糖質やアルコールの摂りすぎ、肥満、血糖コントロール不良は、中性脂肪が高くなる代表的な原因です。また、中性脂肪の検査値は、検査前の食事の影響を大きく受けます。採血当日の朝食や、前日の夕食の内容によって、数値が高く出ることが少なくありません。

更年期になるとLDLコレステロールが高くなる原因は?

更年期になると、女性ホルモンの一種である「エストロゲン」が減少します。エストロゲンには、肝臓にLDLコレステロールを取り込みやすくする働きがあります。そのため、エストロゲンが低下する閉経前後からLDLコレステロールが増加しやすくなるのです。さらに、内臓脂肪が増えやすくなることや代謝の低下も重なり、脂質異常症が起こることが多いです。

「コレステロール値」に関する検査項目の見方と再検査が必要な数値・結果

健康診断ではコレステロールの再検査・精密検査を受診した方が良い結果がいくつかあります。以下のような診断結果の場合にはすぐに病院を受診しましょう。

血液検査の「コレステロール値」の基準値と結果の見方

LDLコレステロールは、人によって目標値が違います。健康診断ではスクリーニングのためLDLコレステロール値が120mg/dL以上の場合、二次健診の対象となる場合が多いです。一方で、HDLコレステロールは40mg/dL未満、(空腹時で)中性脂肪は150mg/dL以上で異常値と判断されます。脂質異常症を指摘され、二次健診を勧められた場合、将来の心血管疾患や脳卒中のリスク低下のためにも、なるべく早期の受診を心がけましょう。

血液検査の「コレステロール値」の異常値・再検査基準と内容

脂質異常症の二次健診は基本的に内科で行います。代表的な脂質異常のうち、最も積極的な治療対象となるのはLDLコレステロール高値です。これは、血中の脂質のなかで、LDLコレステロールを下げることで得られる恩恵が一番大きいことが数々の研究で分かっているからです。LDLコレステロールが高い場合、病院では年齢や併存疾患、家族歴、喫煙状況などその人の総合的な動脈硬化リスクを評価します。検査費用は一緒に行う採血の項目や、首の血管の超音波検査を行うかどうかによっても変わってきます。コレステロール値が異常でもすぐに命の危険があるという頻度は少ないですが、将来の動脈硬化を少しでも軽くしたい場合は、早めの受診が望ましいでしょう。

配信元: Medical DOC

提供元

プロフィール画像

Medical DOC

Medical DOC(メディカルドキュメント)は800名以上の監修ドクターと作った医療情報サイトです。 カラダの悩みは人それぞれ。その人にあった病院やクリニック・ドクター・医療情報を見つけることは、簡単ではありません。 Medical DOCはカラダの悩みを抱える方へ「信頼できる」「わかりやすい」情報をお届け致します。