「肝臓に良い食べ物」はご存知ですか?良い果物や飲み物も医師が徹底解説!

「肝臓に良い食べ物」はご存知ですか?良い果物や飲み物も医師が徹底解説!

肝臓に良い食べ物

肝臓に良い食べ物

肝臓は体内で500種類以上の代謝機能を担っていますが、自覚症状が出にくい臓器です。だからこそ日々の食事による予防が重要です。近年の研究では、特定の食品が脂肪肝(NAFLD/MASLD)の改善や肝炎の進行抑制に寄与する可能性が示されており、食事療法は肝疾患管理の柱の一つとして位置づけられています。以下、食べ物・果物・飲み物に分けて解説します。

大豆・大豆製品(豆腐・納豆・味噌)

大豆タンパク質は肝臓内の脂肪蓄積を抑制し、非アルコール性脂肪肝(NAFLD)の改善に寄与するとした研究が複数報告されています。また、大豆イソフラボンには抗酸化・抗炎症作用も認められています。
豆腐・納豆・味噌・豆乳など和食に取り入れやすい食品が多く、毎日の食卓に積極的に加えることが推奨されます。ただし、大豆アレルギーや甲状腺疾患のある方は摂取量に注意してください。

緑黄色野菜(ほうれん草・ブロッコリー・にんじん)

緑黄色野菜に豊富なβ-カロテン・ビタミンC・葉酸・食物繊維は、肝臓の酸化ストレスを軽減する効果が期待されています。特にブロッコリーに含まれるスルフォラファンは、動物実験レベルで肝臓の解毒酵素を活性化する可能性が示されています。1日350g以上の野菜摂取(日本人の食事摂取基準の目安)を目指しましょう。

魚(サバ・イワシ・サーモン)

青魚に含まれるEPA・DHAなどのω-3系不飽和脂肪酸は、肝臓内の中性脂肪を低下させる効果が複数の臨床試験で確認されています。厚生労働省も魚を週2〜3回以上摂取することを推奨しており、肝臓の脂肪化防止に有効です。水銀含有量の観点から、大型魚(マグロ等)の過剰摂取には注意が必要です。

きのこ類(しいたけ・まいたけ・えのき)

きのこ類はカロリーが低く、食物繊維・ビタミンD・βグルカンを豊富に含みます。βグルカンには免疫調節・抗炎症作用が報告されており、肝臓を慢性炎症から保護することが期待されます。しいたけに含まれるエリタデニンは血中コレステロールを低下させる効果も示されています。

卵に含まれるコリンは肝臓における脂質代謝に不可欠な栄養素です。コリン不足は脂肪肝のリスク因子となることが知られています。卵は良質なタンパク質源でもあり、1日1〜2個を目安に摂取することが勧められます。コレステロール摂取に敏感な方は医師に相談のうえ摂取量を調整してください。

肝臓に良い果物

肝臓に良い果物

グレープフルーツ

グレープフルーツに含まれるナリンゲニンやナリンジンなどのポリフェノールは、動物実験において肝臓の脂肪蓄積を抑制し炎症を軽減する効果が示されています。抗酸化作用も高く、肝細胞の保護に寄与すると考えられます。
ただし、グレープフルーツは一部の薬(カルシウム拮抗薬・免疫抑制薬など)の代謝を阻害するため、服薬中の方は必ず医師・薬剤師にご確認ください。

ブルーベリー

ブルーベリーに豊富なアントシアニンは強力な抗酸化物質であり、肝臓の炎症・線維化を抑制する可能性が動物実験・一部のヒト研究で示されています。冷凍品でも栄養価は大きく変わらないため、季節を問わず摂取できます。1日100g程度を目安にするとよいでしょう。

アボカド

アボカドはオレイン酸をはじめとする不飽和脂肪酸・ビタミンE・グルタチオンを豊富に含みます。グルタチオンは肝臓の主要な抗酸化物質であり、解毒作用を助けます。一方でカロリーが高いため(100gあたり約187kcal)、過剰摂取は体重増加につながりうる点に注意が必要です。

キウイフルーツ

キウイフルーツはビタミンCが豊富で(100gあたり約69mg)、酸化ストレスから肝細胞を守る働きが期待されます。また食物繊維も多く、腸内環境を整えることで腸肝循環を介した肝臓への負荷を軽減します。1日1〜2個が目安です。

レモン・柑橘類

レモンに含まれるリモネンやビタミンCは抗酸化・抗炎症作用を持ちます。クエン酸はエネルギー代謝を助け、肝臓への脂肪蓄積を間接的に抑える可能性があります。果汁を水で薄めて飲むなど、日常的に取り入れやすい方法で活用できます。

配信元: Medical DOC

提供元

プロフィール画像

Medical DOC

Medical DOC(メディカルドキュメント)は800名以上の監修ドクターと作った医療情報サイトです。 カラダの悩みは人それぞれ。その人にあった病院やクリニック・ドクター・医療情報を見つけることは、簡単ではありません。 Medical DOCはカラダの悩みを抱える方へ「信頼できる」「わかりやすい」情報をお届け致します。