「肝臓に良い食べ物」はご存知ですか?良い果物や飲み物も医師が徹底解説!

「肝臓に良い食べ物」はご存知ですか?良い果物や飲み物も医師が徹底解説!

肝臓の健康維持におすすめのレシピ

肝臓の健康維持におすすめのレシピ

具体的なレシピを紹介します。

サバの味噌煮

ω-3脂肪酸豊富なサバと、腸内環境を整える味噌を組み合わせた定番和食レシピです。サバ(1切れ)・水・酒・みりん・砂糖少量・味噌で作るシンプルな煮物で、高タンパク・低糖質・良質な脂肪酸を一度に摂取できます。しょうがを加えると臭みを抑えつつ、抗炎症効果も期待できます。週2回程度の摂取を目標にしましょう。

豆腐・ほうれん草・きのこの味噌汁

豆腐(大豆タンパク・コリン)・ほうれん草(葉酸・ビタミンC)・しいたけ(βグルカン・ビタミンD)を合わせた、肝臓に優しい一椀です。塩分を抑えるため、だしをしっかりとり、味噌は少量(1杯あたり大さじ1以下)にとどめましょう。毎食の味噌汁をこのレシピに替えるだけで、肝臓に有益な栄養素を継続的に摂取できます。

アボカドと豆腐のサラダ(ノンフライドレッシング)

アボカド(グルタチオン・ビタミンE)・絹豆腐(大豆タンパク)・レモン汁・オリーブオイル・塩少量で作るシンプルなサラダです。糖質・飽和脂肪酸を抑えつつ、良質な不飽和脂肪酸・抗酸化物質を効率よく摂取できます。ドレッシングは市販品を避け、レモン果汁と良質なオリーブオイルのシンプルな組み合わせをお勧めします。

「肝臓に良い食べ物」についてよくある質問

「肝臓に良い食べ物」についてよくある質問

ここまで肝臓に良い食べ物について紹介しました。ここでは「肝臓に良い食べ物」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。

肝臓が弱っているサインを教えてください。

杉本 大(医師)

肝臓は「沈黙の臓器」と呼ばれ、障害の初期には自覚症状が出にくい特徴があります。比較的早期から現れる可能性があるサインとしては、①疲労感・だるさの持続、②食欲不振・吐き気、③右上腹部の違和感や鈍痛、④尿の色が濃い(ビリルビンの増加)、⑤皮膚のかゆみなどがあります。
病状が進行すると、黄疸(皮膚・白目が黄色くなる)・浮腫・腹水・手掌紅斑(手のひらが赤くなる)・クモ状血管腫(くもの巣状の血管拡張)といった症状が現れることがあります。これらのサインに気づいた場合は自己判断せず、速やかに消化器内科・肝臓専門医を受診してください。定期的な健康診断での血液検査(AST・ALT・γ-GTP・ALP・ビリルビン等)も早期発見に有効です。

肝臓が弱っている時に食べてはいけないものを教えてください。

杉本 大(医師)

肝機能が低下している際には、①アルコール(原則禁酒)、②脂質の多い食品(揚げ物・脂身の多い肉)、③塩分の多い食品(肝硬変による腹水・浮腫の悪化を防ぐため)、④生の魚介類・生卵(免疫機能が低下していると食中毒リスクが高まる)、⑤鉄分の多い食品(C型肝炎など一部の肝疾患では鉄の過剰蓄積が肝障害を悪化させる)に注意が必要です。
また、サプリメントを自己判断で服用することも肝障害を悪化させる可能性があります。肝疾患の種類・重症度によって食事管理の内容は異なりますので、主治医・管理栄養士の指導に基づいた食事療法を行うことが重要です。

まとめ肝臓を守る食事の基本:今日からできること

肝臓は体内最大の臓器であり、代謝・解毒・免疫など生命維持に不可欠な多様な機能を担っています。肝臓の健康を守るためには、大豆製品・青魚・緑黄色野菜・きのこ類などを積極的に取り入れ、アルコール・高脂肪食・過剰な糖分・塩分を控えることが基本です。飲み物ではブラックコーヒーや緑茶が肝保護効果に関するエビデンスを有しています。
食事療法はあくまで予防・補助的な手段であり、肝疾患(脂肪肝・肝炎・肝硬変など)の診断を受けている方は、自己判断での食事変更やサプリメント摂取は行わず、必ず専門医・管理栄養士の指導に従ってください。定期的な血液検査と超音波検査を習慣化することで、早期発見・早期治療につながります。

「肝臓」と関連する病気

「肝臓」と関連する病気は6個ほどあります。
各病気の症状・原因・治療方法など詳細はリンクからメディカルドックの解説記事をご覧ください。

消化器系

脂肪肝

非アルコール性脂肪性肝疾患

アルコール性肝障害B型肝炎C型肝炎

肝細胞癌

肝疾患は自覚症状が少ないので、健診などで定期的に確認することが重要です。

「肝臓」と関連する症状

「肝臓」と関連している、似ている症状は7個ほどあります。
各症状・原因・治療方法などについての詳細はリンクからメディカルドックの解説記事をご覧ください。

関連する症状

倦怠感

食思不振

黄疸

かゆみ

尿の濃染

腹水

浮腫

症状が出にくいのが肝疾患の特徴です。症状が出ているようなら、早期の受診を考えましょう。

参考文献

アルコールと肝臓|厚生労働省 e-ヘルスネット

日本人の食事摂取基準(2020年版)|厚生労働省

肝炎情報センター|国立研究開発法人 国立国際医療研究センター

肝臓病の理解のために|日本肝臓学会

コーヒー摂取と肝がんの発生率との関係について|国立がん研究センター

食事バランスガイドと大豆製品の活用|農林水産省

配信元: Medical DOC

提供元

プロフィール画像

Medical DOC

Medical DOC(メディカルドキュメント)は800名以上の監修ドクターと作った医療情報サイトです。 カラダの悩みは人それぞれ。その人にあった病院やクリニック・ドクター・医療情報を見つけることは、簡単ではありません。 Medical DOCはカラダの悩みを抱える方へ「信頼できる」「わかりやすい」情報をお届け致します。