γ-GTPを下げる効果が期待できる飲み物とは?
γ-GTPはそれそのものが体に悪影響を及ぼすというものではありません。むしろ体になにか悪いことが起こっているために上昇する、「指標」のようなものです。γ-GTPの数値を下げるにはその原因をよくする必要があります。
コーヒー
今までコーヒーを飲むと肝機能がよくなる、脂肪肝を抑えるという報告があります。コーヒーと肝機能、特に脂肪肝については関係があると示されていますが、なぜかははっきりと解明されてはいません。コーヒーの中に含まれる物質が炎症を抑える、インスリンを効きやすくすることに関わっていることは知られており、脂肪肝を抑える、肝臓の炎症を抑えることにつながる可能性はあります。肝機能がよくなる・脂肪肝を抑えることによって結果的にγ-GTPを下げることにつながります。ただし、飲むのであれば砂糖を多く入れない、牛乳を多く入れないなどの対応は必要です。砂糖をたくさん入れてしまうのであれば結局カロリーを多くとっているだけになります。できればブラックコーヒーにしたほうがよいでしょう。
お茶(緑茶)
以前よりコーヒーに並んで緑茶も肝機能をよくするのではないかという推測がされていました。報告では肝機能がよくなるというものもあれば、あまり効果がないという報告もあり、コーヒーほどの関連はないとも示唆されていました。最近になり、動物実験ではありますが、緑茶・特に普通にいれた緑茶が中性脂肪・肝機能を下げ、中性脂肪を便で体外に出し、肝臓で脂質を作ることを抑え、腸内細菌を整えたという報告が出ました。これらの作用により、脂肪肝となることを抑え、結果的に肝機能障害を抑えることができるかもしれません。
トマトジュース
トマトジュースも肝臓に良いのではないかといわれることがあります。実際にこちらも動物実験にはなりますが、トマトジュースの中に脂肪燃焼作用を持った物質が多く含まれるという報告があります。また、ほかの実験でもアルコールに関連しない脂肪肝を抑えるという報告もあります。ヒトでの作用についてはまだはっきりしませんが、肝機能障害を抑えることができる可能性はあります。
豆乳
大豆製品は肝臓に良い、といわれることもありますが、実際には人を対象とした報告では、はっきりと「肝臓によい」とは言い切れません。ただし、こちらも動物実験レベルでは肝臓に脂質がたまるのを抑制するという報告があります。ただ、脂質をとりすぎるとその効果も薄れるため、改善させる可能性はあるものの、限定的かもしれません。ヒトでの研究報告もまだ十分にありませんし、「豆乳だけ飲めばγ-GTPや肝酵素が下がる」と断言はできないでしょう。
水・麦茶などノンカフェインの飲料
水、麦茶などは水分の補給に適しています。γ-GTPを下げるとは少しニュアンスが異なりますが、普段カフェイン入りの飲料や清涼飲料水などカロリーの高い飲み物で水分補給しがちな人については効果があるでしょう。カロリーの高い飲み物を多量に飲むと脂肪肝につながり、肝機能・γ-GTPが上昇します。その飲料を水や麦茶に置き換えることにより、普段の食生活改善につながります。そして結果としてγ-GTPが下がる可能性はあります。
γ-GTPが高い人が控えるべき飲み物は?
γ-GTPが高い人が控えるべき代表的な飲み物はアルコールでしょう。アルコールはγ-GTPの産生を促すため、γ-GTPが上がっている原因そのものの場合もありますし、これが原因なら禁酒することで速やかに値がよくなります。ほかにも、何が原因でγ-GTPが上がっているかにもよりますが、アルコールは肝臓・胆道にあまりいい影響を与えないので、どのみち控えたほうが良いでしょう。その他、清涼飲料水や甘い飲み物・エナジードリンクは高カロリーであり飲みすぎると肥満、ひいては脂肪肝のリスクとなります。脂肪肝により肝臓が障害されてもγ-GTPは上昇します。飲みすぎないようにしたほうがよいでしょう。

