●「もっと夜景がきれいな場所がある」
被告人はAさんに「奥のほうにもっと夜景がきれいに撮れる場所がある。行ってみませんか」と誘った。
被告人によると、Aさんは「はい」と応じたという。
一方、Aさんは法廷で、「不審に思い、『嫌だな』と感じて強い警戒心を抱いた」と証言している。
橋の上では、仕事や写真撮影について会話を交わした後、2人は自転車で河川敷へ向かった。
先を走る被告人の後ろを、Aさんが約2メートルの距離を保ちながらついていく様子は、交番近くの防犯カメラにも映っていた。
弁護側は「途中には人通りもあり、交番やコンビニもあった。逃げることは十分可能だった」と主張する。
これに対しAさんは、「逃げれば自転車で追いかけられ、もっとひどいことをされると思った」と振り返り、恐怖から従うしかなかったと説明した。
●「笑ったら負け。負けたらキス」
夜景スポットに到着すると、2人は自転車を止め、階段を下りてベンチへ向かった。
被告人は夜景について話しかけたが、Aさんの反応は薄く、「興味がないのかなと思った」と証言した。
その後、お互いの名前を教え合い、被告人は自身のInstagramのアカウントも伝えた。
Aさんが年齢を尋ねると、被告人は「何歳に見える?」と聞き返した。
Aさんが「25歳くらい」と答えると、「惜しい。でも30歳だよ」と実際より20歳以上若い年齢を伝えた。
年齢を偽った理由について、被告人は「誰に対しても若く言っています」と説明した。
一方、検察側は、被告人が自分の年齢を偽ったにもかかわらず、Aさんの年齢を十分に確認しなかった点を問題視した。
その後、話題は恋愛経験へ移った。
被告人によると、「付き合ったことはある?」と尋ねると、Aさんは「ないです」と答えた。
そこで被告人は「じゃあ俺の彼女にならない?」と告白し、Aさんは「はい」と答えたため、交際を了承したと受け止めたという。
さらに被告人は、Aさんを笑わせた後、「ルールでは笑ったら負け。負けたらキスしないといけない」と言ってキスをし、その後、陰茎を触らせるなどの性的な行為に及んだと説明した。

