フェリチンが少ないと顔にどのような特徴が現れる?メディカルドック監修医がフェリチンが不足すると現れる症状やフェリチン不足を解消する方法についても解説します。

監修医師:
林 良典(医師)
名古屋市立大学
【経歴】
東京医療センター総合内科、西伊豆健育会病院内科、東京高輪病院感染症内科、順天堂大学総合診療科、NTT東日本関東病院予防医学センター・総合診療科を経て現職。
【資格】
医学博士、公認心理師、総合診療特任指導医、総合内科専門医、老年科専門医、認知症専門医・指導医、在宅医療連合学会専門医・指導医、日本緩和医療学会認定登録医、禁煙サポーター
「フェリチン」とは?

フェリチンは、体内で鉄を安全に蓄え、必要なときに利用できるようにするたんぱく質です。血清フェリチン値は、体内に蓄えられた鉄である貯蔵鉄を知る指標として、鉄欠乏性貧血などの診断に活用されています。
フェリチンの働き(役割)

フェリチンは、鉄を蓄えて必要な場所へ供給し、鉄の毒性から細胞を守ります。
体内に鉄を蓄える
体内にはおよそ3〜4gの鉄が存在し、その一部はフェリチンやヘモジデリンとして細胞内に蓄えられています。フェリチンは主に肝臓や脾臓、網内系のマクロファージなどに存在し、鉄の貯金箱のような役割を果たします。
必要なときに鉄を供給する
鉄の需要が高まると、フェリチンに蓄えられた鉄が放出されます。鉄はトランスフェリンという運搬たんぱく質と結合し、全身の細胞や骨髄へ運ばれます。
鉄を安全な状態で保つ
鉄は身体に欠かせない成分ですが、結合していない状態で過剰に存在すると、活性酸素を生み出して細胞やDNAを傷つけます。フェリチンは鉄を内部に取り込み、毒性を抑えた状態で保存します。
赤血球の産生を支える
体内にある鉄の約70%は、赤血球中のヘモグロビンとして酸素の運搬に使われます。骨髄で新しい赤血球を作るには、フェリチンに蓄えられた鉄からの継続的な供給が欠かせません。
貯蔵鉄の指標になる
血清フェリチン値は、体内の貯蔵鉄量を反映する指標です。ヘモグロビン値が正常でもフェリチン値が低い場合は、潜在性鉄欠乏にあたります。

