「フェリチン」が少ないと「顔」にどのような特徴が現れるかご存知ですか?【医師解説】

「フェリチン」が少ないと「顔」にどのような特徴が現れるかご存知ですか?【医師解説】

フェリチンが少ないと現れる症状

フェリチンが少ないと現れる症状

鉄欠乏では、酸素を運ぶ力の低下や組織の鉄不足により、全身に症状が現れます。

動悸や息切れ

貧血になると、身体は酸素不足を補うために心拍数や呼吸数を増やします。そのため、階段の昇り降りや早歩きなどで、動悸や息切れを感じることがあります。

めまい

脳への酸素供給が不足すると、めまいや頭痛、耳鳴り、立ちくらみなどが現れることがあります。意識が遠のくような感覚を伴う場合もあります。

氷を食べたくなる

鉄欠乏性貧血では、栄養価のないものを無性に食べたくなる異食症が現れることがあります。なかでも、大量の氷を繰り返し食べたくなる氷食症は特徴的です。

脚がむずむずする

夕方から夜間にかけて、脚に虫がはうような不快感が生じ、動かしたくなることがあります。鉄不足は、むずむず脚症候群の原因の一つです。

爪が反り返る

鉄欠乏が長期間続くと、爪が薄く、もろくなることがあります。さらに進むと、中央がへこみ、スプーンのように反り返る匙状爪が現れます。

フェリチンが少なくなるとどんな病気が疑われる?

フェリチンが少なくなるとどんな病気が疑われる?

フェリチンが低下する背景には、鉄の摂取不足だけでなく、慢性的な出血や吸収障害を伴う病気が隠れている場合があります。

鉄欠乏性貧血

鉄欠乏性貧血は、貯蔵鉄が減少し、赤血球を作るための鉄を十分に供給できなくなることで起こります。食事から摂取する鉄の不足や、月経、消化管からの出血、吸収障害などが原因です。治療では、原因を調べたうえで、鉄剤を用いて鉄を補います。動悸や息切れ、強い倦怠感が続く場合や、健康診断でヘモグロビン値やフェリチン値の低下を指摘された場合は、一般内科や血液内科を受診してください。

子宮筋腫などの婦人科疾患

閉経前の女性では、過多月経などの性器出血が鉄欠乏の主な原因です。子宮筋腫や子宮内膜ポリープなどで経血量が増えると、鉄が失われ、フェリチンが低下します。治療では、鉄剤で補いながら、必要に応じてホルモン療法や手術療法を行います。ナプキンが短時間でもたない、血の塊が出る、月経が長引く、不正出血がある場合は、婦人科や産婦人科を受診してください。

胃潰瘍や大腸がんなどの消化器疾患

男性や閉経後の女性でフェリチンが低下している場合は、消化管からの慢性的な出血が疑われます。胃・十二指腸潰瘍や胃がん、大腸がん、大腸憩室などが出血源になることが多いです。また、ヘリコバクター・ピロリ菌感染による萎縮性胃炎が、鉄の吸収を妨げる場合もあります。治療では、鉄剤で補いながら、必要に応じて潰瘍の治療や腫瘍の切除、ピロリ菌の除菌を行います。黒い便や血便が出る、胃痛や腹痛が続く、男性や閉経後の女性で原因が分からない貧血を指摘された場合は、消化器内科や胃腸科を受診してください。

配信元: Medical DOC

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