女性ホルモン減少のサインとなるのは「下腹ぽっこり」と「全体的に太る」どっち?

更年期の女性にみられやすいのは、「全体的に体重が増える」というよりも、お腹周りに脂肪がつきやすくなる「下腹ぽっこり型」の体型変化です。エストロゲンが減少すると、腰や太ももなどではなく、お腹周りに脂肪が蓄積され始めます。筋肉量も減少し、安静にしている際のカロリー消費量が以前よりも少なくなります。こうした代謝の低下はお腹周りの不要な脂肪の増加につながりやすいと考えられます。
女性ホルモンが減少すると現れる症状

女性ホルモン、とくにエストロゲンが減少すると、自律神経の働きや代謝に影響を及ぼし、さまざまな症状が現れることがあります。症状の程度には個人差がありますが、日常生活に支障をきたす場合には医療機関への相談も検討しましょう。
疲れやすくなる
更年期にはホルモンバランスの変化によって自律神経が乱れやすくなり、十分に休息を取っても疲れが取れにくくなることがあります。まずは睡眠時間の確保や規則正しい生活を心がけましょう。症状が長期間続く場合は、更年期障害だけでなく貧血や甲状腺疾患などが隠れていることもあるため、婦人科や内科への相談を検討しましょう。
汗をかきやすくなる
急に顔がほてったり、大量の汗をかいたりする症状は更年期の代表的な症状の一つです。これはホットフラッシュと呼ばれ、自律神経の調節機能が影響を受けることで起こります。室温調整や通気性の良い衣類の着用が役立つことがあります。症状が強い場合には婦人科で相談しましょう。
手足が冷えやすくなる
自律神経のバランスが乱れることで血流が低下し、手足の冷えを感じやすくなることがあります。身体を温める習慣や軽い運動が対策として有効です。ただし、冷えの背景には貧血や甲状腺機能低下症などが隠れている場合もあるため、症状が続く場合には医療機関を受診しましょう。
イライラしたり怒りやすくなったりする
女性ホルモンは脳内の神経伝達物質にも影響を与えています。そのため、更年期には気分の浮き沈みやイライラ、不安感などの精神症状が現れることがあります。十分な休養やストレス解消を心がけることが大切です。日常生活に支障が出る場合には婦人科や心療内科への相談を検討しましょう。
寝つきが悪い、眠りが浅くなる
更年期にはホットフラッシュや自律神経の乱れによって睡眠の質が低下することがあります。寝る前のスマートフォン使用やカフェイン摂取を控え、規則正しい睡眠習慣を心がけましょう。不眠が長く続く場合は婦人科や睡眠外来で相談することも選択肢の一つです。

