とうもろこしに含まれる栄養と健康効果

とうもろこしに含まれる栄養素
とうもろこしは、食物繊維や糖質を含む炭水化物が多く、野菜の中では比較的エネルギーが高い食材です。そのほかにも、たんぱく質、ビタミンB1、ビタミンB2、葉酸、ビタミンE、カリウム、亜鉛、鉄などが含まれています。炭水化物の多い食材として、白飯と比較すると、白飯100gあたりには炭水化物37.1g、食物繊維1.5g、たんぱく質2.5gが含まれています。一方、スイートコーン100gあたりには、炭水化物16.8g、食物繊維3.0g、たんぱく質3.6gが含まれています。とうもろこしは野菜に分類されますが、白飯と比べると食物繊維やたんぱく質を比較的多く含んでいます。また、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンE、カリウム、亜鉛、鉄なども含まれており、さまざまな栄養素を摂取できる食材のひとつです。また、とうもろこしには、ルテインやゼアキサンチンというカロテノイド(天然色素)が含まれています。これらはとうもろこしの黄色い色のもとになる成分で、抗酸化作用により活性酸素の発生を抑えることが期待されています。
とうもろこしの健康効果
とうもろこしには炭水化物が多く含まれているため、エネルギー補給に役立ちます。また食物繊維が多く含まれるため、健康的な排便習慣の維持に役立ちます。カリウムは体内の余分なナトリウムの排出を助ける栄養素であり、塩分の摂りすぎが気になる方の食生活に取り入れたい栄養素です。さらに、鉄や葉酸も含まれています。葉酸は赤血球の形成に関わる栄養素であり、鉄とともに健康維持に重要な役割を担っています。
とうもろこしを食べ過ぎて現れる症状

腹痛や下痢を起こすことがある
とうもろこし100gには食物繊維が3.0g含まれています。特にとうもろこしの粒の皮には、セルロースと呼ばれる不溶性食物繊維が多く含まれています。不溶性食物繊維は、水に溶けにくく、水分を吸収してふくらむ性質があり、便のかさを増やす働きがあることが知られています。一方で、一度に大量に摂りすぎると、人によってはお腹が張ったり、腹痛や下痢などの消化器症状が現れたりすることがあります。とうもろこしに限らず、特定の食品に偏ることなく、さまざまな食品を組み合わせて食べることが大切です。
便秘
とうもろこしに含まれる不溶性食物繊維は便のかさを増やす働きがあります。しかし、水分が不足している状態で食物繊維を多く摂ると、便が硬くなり、かえって便秘を招くことがあります。食物繊維の多い食品を食べるときは、水分も十分に摂取することが大切です。
太る可能性がある
トウモロコシ100g(スイートコーン・未熟種子・ゆで)には、エネルギーが95kcal、炭水化物18.6g、食物繊維3.1g、たんぱく質3.5g、利用可能炭水化物12.8g含まれています。糖質や脂質を摂りすぎると、余ったエネルギーが体脂肪として蓄積されるため、食べ過ぎれば太る可能性はあります。ただし、とうもろこし1本(約300g可食部が150g)あたりのエネルギーは約143kcal、利用可能炭水化物は約19gです。一方で、白飯150gではエネルギー234kcal、利用可能炭水化物57gとなります。このように、とうもろこしは白飯と比べるとエネルギーや糖質が少なく、適量であれば過度に太りやすい食品ではありません。

