「来られても何もできない…」警察の対応は“一転二転”、無差別殺人計画を防いだ通報者が語る「偶然」の舞台裏

「来られても何もできない…」警察の対応は“一転二転”、無差別殺人計画を防いだ通報者が語る「偶然」の舞台裏

●ストーカー殺人とも重なる「警察を動かす難しさ」

実際、ストーカーや交際トラブルなどで、被害者や家族が事前に警察へ相談していたにもかかわらず、最悪の結末を防げなかった事件が繰り返されてきた。

警察は基本的に「民事不介入」であり、具体的な「実害」が生じる前には簡単に動いてくれないという課題がある。

「まだ何も起きていない」「相手が本当にやるかわからない」──そんな段階で危険を見極め、警察を動かすことの難しさは、大友さんも痛感している。

●「警察を批判したいわけじゃない」

一方で、大友さんは「警察を批判したいわけではないんです」と強調する。

これまでも、相談者の話の内容に危機感を抱いて、警察に通報したことが何度かあるという。しかし、すべて事件化することはなかった。

「ネット上には、『かまってほしい』など様々な理由から嘘をついてしまう人もいます。警察がすべての通報を真に受けて対応していたら、それに振り回され、本当に重大な事件への対応ができなくなってしまうおそれがあります。

それに、本人の名前や居場所といった情報がない場合は、警察としても動きようがないケースもあると思います」

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