「前立腺がん検診」で見つかる病気・疾患
ここではメディカルドック監修医が、「前立腺がん検診」に関する症状が特徴の病気を紹介します。どのような症状なのか、他に身体部位に症状が現れる場合があるのか、など病気について気になる事項を解説します。
前立腺がん
前立腺がんは、男性の前立腺に発生する悪性腫瘍です。高齢になるほど発症しやすく、特に中高年以降で増加する傾向があります。初期には自覚症状がほとんどありませんが、進行すると尿が出にくい、血尿が出る、骨の痛みが現れるなどの症状がみられることがあります。PSA検査は前立腺がんの発見に役立つ検査の一つであり、異常があれば追加検査が行われます。治療方法には手術、放射線治療、ホルモン療法などがあり、泌尿器科で診療を受けます。
前立腺肥大症
前立腺肥大症は、加齢に伴って前立腺が大きくなり、尿道が圧迫されることで排尿障害を引き起こす病気です。主な症状として、尿の勢いが弱くなる、排尿後も尿が残った感じがする、夜間に何度もトイレへ行くなどが挙げられます。命に関わる病気ではありませんが、症状が進行すると生活の質が低下することがあります。治療には薬物療法や手術療法があり、気になる症状がある場合は泌尿器科への相談が勧められます。
前立腺炎
前立腺炎は、前立腺に炎症が生じる疾患で、細菌感染が関与する場合とそうでない場合があります。頻尿や排尿時の痛み、残尿感のほか、下腹部や会陰部に違和感や痛みを覚えることもあります。比較的若い世代にもみられる病気で、症状が長引くケースも少なくありません。原因に応じて抗菌薬や消炎鎮痛薬などが用いられます。発熱を伴う場合や症状が強い場合には、早めに泌尿器科を受診しましょう。
前立腺がん検査前後にPSA値を下げる方法はある?
基本的に、PSA値は前立腺がんや前立腺肥大症などで上がり、下げる方法としてはこれらの病気の治療となります。ここでは、検査を受ける前には控えたい行動や、前立腺がん予防に効果が期待できる生活習慣を紹介します。
前立腺がん検診のPSA検査前に避けた方が良い行動
PSA値を上昇させる可能性がある行動としては以下のようなものがあります。
アナルセックス
射精
激しい運動
自転車に乗る
これらは検査の精度を低下させる可能性があるので、PSA検査の48時間前からは控えるようにしましょう。
前立腺がんの予防に効果が期待できる生活習慣
前立腺がんの予防のためには、高脂肪食を避け、適度に運動することが大切と考えられます。実際に前立腺がんと診断された後の身体活動が、前立腺がんによる死亡リスクを下げることも示されています。また、大豆に含まれるイソフラボンや緑茶に含まれるカテキン、トマトに含まれるリコピンなどが前立腺がん予防に効果的だとする研究データもあります。食生活の面では、これらの栄養素も意識してみると良いのではないでしょうか。

