「セロトニンと家事」についてよくある質問

ここまでセロトニンと家事について紹介しました。ここでは「セロトニンと家事」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。
家事をやりたくないと感じるのはセロトニン不足が原因ですか?
関口 雅則 医師
セロトニン不足だけが原因とは言い切れません。ただ、セロトニンが不足すると意欲が湧きにくくなる傾向はあります。睡眠が足りなかったり、疲れがたまっていたりするときも、家事はおっくうに感じられます。まずは朝に光を浴び、軽く体を動かすことから始めてみるとよいでしょう。
リズム運動になる家事にはどのようなものがありますか?
関口 雅則 医師
一定のリズムで体を動かす家事が、リズム運動に当たります。床の拭き掃除、ほうきがけ、野菜を刻む調理などが代表的です。歩いて買い物に行くことや、窓を拭く作業もリズム運動になります。テンポを意識して続けると、より刺激を得やすくなるでしょう。
夜に家事をする場合、セロトニン分泌や睡眠に影響はありますか?
関口 雅則 医師
夜の家事自体が、ただちに悪いわけではありません。ただし就寝前の強い光は、メラトニンの分泌を妨げることがあります。セロトニンは日中の光で増えるため、夜は照明を控えめにするのが無難です。夜遅い時間は、静かな家事にとどめておくことをおすすめします。
まとめ家事のリズムと朝の光を活かして心を整えるセロトニン習慣を取り入れましょう
セロトニンは、心の安定と睡眠を支える大切な神経伝達物質です。家事を通しても、リズム運動と朝の光によって増やすことができます。無言よりも鼻歌まじりの家事のほうが、呼吸のリズムが加わる分だけ有利と推測されます。ただしこれは推論であり、まずは続けやすい形で習慣にすることが何より大切でしょう。毎日の家事を、心を整える時間として前向きに活用してみてください。
「セロトニン」と関連する病気
「セロトニン」と関連する病気は4個ほどあります。
各病気の症状・原因・治療方法など詳細はリンクからメディカルドックの解説記事をご覧ください。
精神・神経系の病気
うつ病セロトニン症候群
片頭痛過敏性腸症候群セロトニンは、脳では気分や睡眠を、腸では運動を調整しています。そのため不足や過剰は、心と消化器の両方に影響することがあります。気になる不調が続くときは、自己判断せず医療機関に相談しましょう。
「セロトニン」と関連する症状
「セロトニン」と関連している、似ている症状は3個ほどあります。
各症状・原因・治療方法などについての詳細はリンクからメディカルドックの解説記事をご覧ください。
関連する症状
気分の落ち込みや不安・イライラ
寝つきの悪さや眠りの浅さ
便秘や下痢などお通じの乱れ
これらの症状は、セロトニンの働きの乱れと関わることがあります。ただし原因はさまざまで、セロトニンだけで決まるわけではありません。症状が強い場合や長く続く場合は、早めに専門医を受診してください。
参考文献
セロトニン|厚生労働省 健康日本21アクション支援システム
メラトニン|厚生労働省 健康日本21アクション支援システム
Serotonin Syndrome|StatPearls, NCBI Bookshelf
リハビリテーションにおけるセロトニン神経の役割|Jpn J Rehabil Med

