「脳梗塞」のサインとなる「目の症状」はご存知ですか?原因についても医師が徹底解説!

「脳梗塞」のサインとなる「目の症状」はご存知ですか?原因についても医師が徹底解説!

脳梗塞のサインとなる目の症状は「全体がかすむ」と「片目が真っ暗」どっち?メディカルドック監修医が初期症状や原因も解説します。

村上 友太

監修医師:
村上 友太(医師)

【経歴】
医師、医学博士。
福島県立医科大学医学部卒業。福島県立医科大学脳神経外科学入局。星総合病院脳卒中センター長、福島県立医科大学脳神経外科学講座助教、青森新都市病院脳神経外科医長、東京予防クリニック院長を歴任。現在は神宮前統合医療クリニックなどで脳機能向上、認知症予防を中心に診療している。
【資格・所属】
日本脳神経外科学会専門医
日本脳卒中学会専門医
日本抗加齢医学会専門医
日本健康経営専門医

「脳梗塞」とは?

「脳梗塞」とは?

脳梗塞とは、脳の血管が血のかたまり(血栓)や動脈硬化などによって詰まり、脳の一部に十分な血液が届かなくなる病気です。脳の細胞は酸素や栄養が不足すると障害を受けるため、手足の麻痺、ろれつが回らない、言葉が出ない、顔のゆがみ、ふらつきなどの症状が突然現れます。
脳梗塞というと手足の麻痺をイメージする方が多いかもしれませんが、実は「目の症状」が最初のサインになることもあります。例えば、片目が急に真っ暗になる、視野の半分が見えなくなる、物が二重に見える、急に見えにくくなるといった症状です。
目の病気と思われがちな症状の中に、脳や首の血管の異常が隠れていることもあるため注意が必要です。

脳梗塞を発症すると目にどんな初期症状が現れる?

脳梗塞を発症すると目にどんな初期症状が現れる?

脳梗塞では、手足の麻痺や言葉の障害だけでなく、目に関する症状が現れることがあります。特に、「片目が急に見えなくなった」「物が二重に見える」「視野の一部が欠ける」「強いめまいやふらつきを伴う」といった症状は注意が必要です。
また、このような症状が数分から数十分で自然に治った場合でも安心はできません。一過性脳虚血発作(TIA)と呼ばれる脳梗塞の前触れである可能性があり、早急な受診が必要です。

一過性黒内障

一過性黒内障とは、片目だけが突然見えなくなる症状です。
「黒いカーテンが上から下りてきた」「突然真っ暗になった」と表現されることが多く、数秒から数分程度で自然に回復する場合があります。
しかし、一時的に治ったとしても安心はできません。目や脳へ向かう血管の血流が一時的に悪くなっていた可能性があり、脳梗塞の前触れであることがあります。

複視

複視とは、物が二重に見える状態です。
特に、片目を閉じると改善し、両目で見たときだけ二重に見える場合は、脳や目を動かす神経の異常が関係している可能性があります。
脳幹と呼ばれる重要な部位に脳梗塞が起こると、複視に加えて、めまい、ふらつき、ろれつが回らない、飲み込みにくい、手足のしびれや麻痺などを伴うことがあります。

視野欠損、同名半盲

同名半盲とは、両目の同じ側の視野が見えなくなる状態です。
例えば、両目の左半分が見えなくなる、あるいは両目の右半分が見えなくなるといった症状が現れます。
本人は見えていないことに気付きにくく、人や物にぶつかったり、食事の片側だけを残したりすることで周囲が異変に気付くこともあります。

配信元: Medical DOC

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