「脳梗塞」のサインとなる「目の症状」はご存知ですか?原因についても医師が徹底解説!

「脳梗塞」のサインとなる「目の症状」はご存知ですか?原因についても医師が徹底解説!

「脳梗塞と目」についてよくある質問

「脳梗塞と目」についてよくある質問

ここまで脳梗塞と目について紹介しました。ここでは「脳梗塞と目」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。

脳梗塞を発症すると目にどんな後遺症が残りますか?

村上 友太(むらかみ ゆうた)医師

脳梗塞の場所によっては、視野の一部が見えにくくなる半盲、物が二重に見える複視、目の動かしにくさ、まぶたが下がる眼瞼下垂などが後遺症として残ることがあります。後頭葉の脳梗塞では、視力そのものよりも「視野が欠ける」症状が目立つことがあります。網膜の血管が詰まる病気を合併した場合は、片目の視力低下が残ることもあります。
リハビリや生活環境の工夫で改善・適応できる場合もあるため、脳卒中診療科や眼科、リハビリ専門職と連携することが大切です。

脳梗塞を発症すると目は開けるのでしょうか?

村上 友太(むらかみ ゆうた)医師

多くの脳梗塞では、目を開けること自体は可能です。ただし、脳梗塞の場所や重症度によっては、意識障害が起こって目を開けにくくなることがあります。また、脳幹や目を動かす神経が障害されると、まぶたが下がる、目が動かない、視線がずれる、物が二重に見えるといった症状が出ることがあります。「目は開いているのに見えていない」「片側に気づかない」という症状もあります。
目が開くかどうかだけで重症度を判断せず、突然の見え方の変化や神経症状があれば救急受診が必要です。

まとめ突然の目の症状に「片目が真っ暗になる」があれば速やかに救急受診を検討しましょう

脳梗塞では、手足の麻痺や言葉の障害だけでなく、目の症状が初期サインとして現れることがあります。特に注意したいのは、「片目が急に真っ暗になる」「視野の半分が見えない」「物が二重に見える」といった症状です。
「全体がかすむ」という症状は、疲れ目や白内障、ドライアイなどでも起こります。一方で、「片目が真っ暗になる」症状は、一過性黒内障や網膜・頸動脈の血流障害を疑う重要なサインです。数分で治っても、脳梗塞の前触れである可能性があります。
脳梗塞は時間との勝負です。急激な目の症状に、顔のゆがみ、片側の手足の麻痺、ろれつが回らない、強いふらつきなどが加わる場合は、迷わず救急車を呼びましょう。症状が治った場合でも、自己判断で放置せず、早めに脳卒中を診療できる医療機関を受診することが大切です。

「脳梗塞と目」と関連する病気

「脳梗塞と目」と関連する病気は7個ほどあります。
各病気の症状・原因・治療方法など詳細はリンクからメディカルドックの解説記事をご覧ください。

眼科系

網膜中心動脈閉塞症


脳神経系

内頚動脈狭窄症

心房細動

未破裂脳動脈瘤

脳出血

椎骨脳底動脈循環不全


内科系

糖尿病
突然の目の症状は、眼科の病気だけでなく、脳や首の血管の異常が原因のことがあります。特に片目の急な視力低下や視野障害は、早急な評価が必要です。

「脳梗塞と目」と関連する症状

「脳梗塞と目」と関連している、似ている症状は7個ほどあります。
各症状・原因・治療方法などについての詳細はリンクからメディカルドックの解説記事をご覧ください。

関連する症状

片目が急に見えない

片目が真っ暗になる

視野の半分が見えない

物が二重に見える

急に目がかすむ

めまい・ふらつき

ろれつが回らない・片側の手足が動かしにくい


突然起こる目の症状に、言葉の異常、顔のゆがみ、手足の麻痺、ふらつきが加わる場合は、脳卒中の可能性があります。短時間で治っても、救急受診を検討してください。

参考文献

脳卒中治療ガイドライン2021〔改訂2025〕|日本脳卒中学会

Let’s Talk About Stroke and Vision Changes|American Stroke Association

配信元: Medical DOC

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