「生しいたけ」の食べ過ぎで現れる”3つの症状”はご存じですか?管理栄養士が解説!

「生しいたけ」の食べ過ぎで現れる”3つの症状”はご存じですか?管理栄養士が解説!

生しいたけに含まれる栄養素

生しいたけに含まれる栄養素

※日本食品標準成分表(八訂)増補2023年版と日本人の食事摂取基準(2025年版)を参照

食物繊維

生しいたけの100g中の食物繊維の量は菌床栽培で4.6g、原木栽培で5.5gあります。
※数値はプロスキー変法により測定された食物繊維の総量です。
しいたけには「β-グルカン」という食物繊維に分類される成分が含まれています。
β-グルカンとは、グルコース(ブドウ糖)のみが化学的に結合して連なった多糖類を指します。グルコースにはα型とβ型があり、β-グルコースから成る多糖類をβ-グルカンと言います。α-グルカンはヒトの体内の消化系酵素で分解できますが、β-グルカンは消化されにくいため、グルコースを供給源として利用することはできません。日本食品標準成分表では、食物繊維を「ヒトの消化酵素で消化されない食品中の難消化性成分の総体」と定義されています。

カリウム

生しいたけの100g中のカリウムの量は菌床栽培で290mg、原木栽培で270mgあります。
カリウムは、細胞内液の主要な陽イオン(K⁺)であり、体液の浸透圧を決定する重要な因子です。酸・塩基均衡を維持する作用があります。神経や筋肉の興奮伝導にも関与しています。カリウムは、正常な血圧を保つのに必要な栄養素です。

ビタミンD

天日で乾燥させた乾しいたけは、プロビタミンDであるエルゴステロールがビタミンDに変化するため、生しいたけよりもビタミンDの含有量が増えます。
ビタミンDは、腸管でのカルシウムの吸収を促進し、骨の形成を助ける栄養素です。
乾しいたけ100g中のビタミンDは17.0μgが含まれています。なお、乾燥方法や日光照射の有無により含有量は変わります。

葉酸

生しいたけ100g中の葉酸の量は菌床栽培で49μg、原木栽培で75μgあります。
葉酸の1日の推奨量は大人で240μgです。通常の食事からは過剰摂取による健康障害の報告はありませんが、サプリメントや葉酸を強化された食品から過剰に摂取すると健康障害を引き起こす可能性があるため、耐容上限量が設定されています。
葉酸は赤血球の形成を助ける栄養素であり、胎児の正常な発育に寄与する栄養素でもあります。

ビタミンB群

ビタミンB1、B2、ナイアシン、パントテン酸、ビオチンなどのビタミンB群が含まれています。これらは、皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素です。

生しいたけを食べ過ぎて現れる症状

生しいたけを食べ過ぎて現れる症状

腹痛や吐き気

食物繊維の摂りすぎによる消化不良を起こし、腹痛や吐き気が起こる場合があります。

下痢や便秘

食物繊維は、腸内環境を整えてくれる栄養素ですが、食べ過ぎてしまうと逆に消化不良による下痢や不溶性食物繊維が便を硬くし便秘を引き起こす可能性があります。

発疹やかゆみ

十分に加熱されていないしいたけに含まれるレンチナンにより、皮膚炎様の発疹がでることがあります。十分に加熱すれば、レンチナンは分解され、発症リスクは下がります。

配信元: Medical DOC

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