「女性ホルモン」が枯渇する危険なダイエット「糖質ゼロ」と「脂質ゼロ」どっち?

「女性ホルモン」が枯渇する危険なダイエット「糖質ゼロ」と「脂質ゼロ」どっち?

女性ホルモンの働き(役割)

女性ホルモンの働き(役割)

女性ホルモンは月経や妊娠だけでなく、骨や血管、皮膚、脳など全身に作用しています。ここでは、女性ホルモンの主な働きについて解説します。

骨の健康を維持する

エストロゲンには骨の新陳代謝を調整する働きがあります。骨は常に古い骨を壊し新しい骨を作る「骨代謝」を繰り返していますが、エストロゲンは骨が過剰に壊されるのを防いでいます。そのため女性ホルモンが低下すると骨密度が低下し、骨粗しょう症のリスクが高まります。

食欲やエネルギー代謝に関与する

女性ホルモンは脳の視床下部に作用し、食欲やエネルギー代謝の調節に関わっています。エストロゲンが十分に分泌されていると食欲が抑えられやすくなりますが、分泌量が低下すると食欲が増したり体重が増加しやすくなったりすることがあります。

肌や髪の健康を保つ

エストロゲンにはコラーゲンの産生を促し、肌のうるおいや弾力を保つ働きがあります。また、髪の成長にも関与しており、女性ホルモンが低下すると肌の乾燥や抜け毛、髪のハリやコシの低下につながることがあります。

月経周期や妊娠機能を支える

女性ホルモンは月経周期をコントロールし、妊娠に適した身体の状態を整える役割を担っています。

エストロゲンは子宮内膜の発育を促し、プロゲステロンは発育した子宮内膜をみずみずしく変性させて、妊娠が成立しやすい環境を整える役割を担っています。

血管や脂質代謝をサポートする

エストロゲンには血管の柔軟性を保ち、LDLコレステロールを減らしてHDLコレステロールを増やす働きがあります。そのため、女性ホルモンの低下は脂質代謝異常、動脈硬化や心血管疾患のリスク上昇と関連すると考えられています。

食事制限をすると女性ホルモンが乱れる原因

食事制限をすると女性ホルモンが乱れる原因

過度な食事制限によって、女性ホルモンが正常に分泌されなくなるケースがあります。以下では、その理由について解説します。

視床下部の働きが低下する

食事制限で体重減少すると身体にとってはストレスがかかった状態になります。このため、視床下部が卵巣にホルモンを出す命令も弱まります。結果として、女性ホルモンの量が減少するケースもみられます。

女性ホルモンの材料が不足する

エストロゲンやプロゲステロンなどの女性ホルモンは、体内のコレステロールを材料として作られています。極端に食事中の脂肪やカロリー摂取量を抑えると、こうしたホルモンを合成するために必要な物質が体内から不足してしまいます。

レプチンが低下する

脂肪細胞からは、空腹感を調整し満腹感をもたらすことで体重を維持する働きをもつレプチンというホルモンが分泌されます。

脂肪組織の量が減少すると、脳に到達するレプチンの量が減り、脳が「この身体は飢餓状態だ」と判断します。そして、エネルギー節約のために性ホルモンも減少するというようなメカニズムが働きます。

配信元: Medical DOC

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