学会テーマに込めた思いと、これからの医療へのメッセージ
今学術総会のテーマ「『地域フォーミュラリ』の新展開〜最適な薬物治療を、すべての患者さんへ〜」に込められた思いについて、成田先生は次のように説明しました。
「2026年の診療報酬改定で、薬の使い方を地域ごとに話し合うよう促す方針が明確に示されました。これまでのパターンでは、診療報酬上の加算や減算という形での誘導が次に来る可能性があります。それによってこれまで関心が薄かった医療現場や製薬メーカーも含め、地域で薬を考える動きが本格化する転換点だと捉え、『新展開』という言葉を選びました」
また、若い世代や多職種の専門家には、「学術総会を通じて『世の中は変えられる――合理的な理由を周りに理解してもらうことができれば、社会の仕組みは変えられる』ということを感じてほしい」と成田先生は語ります。
第5回というまだ若い学会でありながら、ここでなされた議論によって診療報酬を含めて仕組みが変わろうとしています。テーマに掲げられた「最適な薬物治療を、すべての患者さんへ」という言葉。その実現を目指す「地域フォーミュラリ」の議論は、私たち一人ひとりの暮らしと医療の未来にもつながっています。
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