「関節リウマチ」で気をつけたい病気・疾患
ここではメディカルドック監修医が、「関節リウマチ」に関する症状が特徴の病気を紹介します。どのような症状なのか、他に身体部位に症状が現れる場合があるのか、など病気について気になる事項を解説します。
関節リウマチ
関節リウマチは関節に腫れや痛みが生じる自己免疫疾患です。女性に多く、30〜50歳代に発症しやすい疾患であり、自己免疫疾患が原因です。治療法は薬物療法が中心です。症状が進行するとリハビリテーションや外科的手術を行います。朝のこわばりがある場合、関節の腫れや痛みが2〜3週間以上治らない場合には病院に行くことをお勧めします。リウマチ科、膠原病内科、整形外科を受診するようにしましょう。
歯周病
歯周病は、口腔内の歯周病菌が歯周組織に炎症を起こし、歯周組織や歯を支える骨を破壊する疾患です。口腔内を清潔にすることが大切です。歯周組織の炎症から歯が動揺し、膿ができることがあります。口腔内環境が不衛生であることによる歯周病菌の繁殖が主な原因です。対処法としては、毎日の丁寧な歯磨きに加え、定期的な歯科健診により早期発見・早期治療が可能です。治療は、口腔衛生指導、口腔内の清掃、歯石除去、薬の注入などが行われます。歯磨き時の出血や、歯肉の腫れ、口臭がある場合には、歯科を受診してください。
シェーグレン症候群
シェーグレン症候群は涙腺や唾液腺などの外分泌腺に炎症が起こり、ドライアイやドライマウスなどの強い乾燥症状が引き起こされる自己免疫疾患です。また、乾燥症状に加えて強い疲労感や、関節痛がみられます。40〜50歳代の女性に発症することが多いです。現在、根本的な治療はないため対症療法が主です。点眼薬や人工唾液などが使われます。目の乾燥が3か月以上続く場合、口が乾いて食事や会話がしにくい場合には病院を受診することが勧められます。リウマチ科、膠原病内科、眼科、歯科などを受診しましょう。
骨粗鬆症
骨粗鬆症は骨密度が低下し、骨が脆くなって骨折しやすくなる疾患です。女性に多い疾患で、特に50歳以降の女性でリスクが上がります。加齢や女性ホルモンの減少により、骨密度が急激に低下し骨が脆くなり、骨折しやすくなります。自覚症状がないまま進行し、わずかな衝撃で骨折してしまい、高齢者の寝たきりの主な原因の一つとなります。治療法はビスホスホネートなどの骨破壊を防ぐ薬物療法が中心です。食事や運動で骨を健康に保つ生活習慣を身につける必要があります。自覚症状がないので難しいのですが、閉経後に軽い転倒で骨折した場合や、若い頃よりも身長が2cm以上縮んだ場合、姿勢の変化が目立ってきた場合は病院への受診を検討しましょう。専門診療科は、整形外科、内科、婦人科です。
関節リウマチと歯周病を同時に改善するための生活習慣
関節リウマチと歯周病は相互に関わり合っており、歯周病を改善することで、関節リウマチの進行を予防できます。
定期的な歯科検診と口腔ケアの重要性
口腔内環境が不衛生になると、歯周病のリスクが上がります。歯周病菌の増殖は関節リウマチの悪化や、誤嚥性肺炎や細菌性心内膜炎など、重度の全身疾患の引き金になります。口腔ケアで一番大切なのは毎日の歯磨きと定期検診です。歯科健診では歯のクリーニングだけでなく、歯周病のチェックをしてもらえるので、早期発見・早期治療をすることができます。口腔内を清潔に保ちましょう。
関節リウマチの炎症を抑える食事法
関節リウマチを患うと、手が上手く使えなくなるので、食欲が低下する方が多くなります。摂取してはいけない食品はないので、バランスの良い食事を摂ることを心掛けましょう。特に、抗炎症作用があるオメガ3脂肪酸を含む食品がおすすめです。オメガ3脂肪酸はイワシやサバ、サンマなどの青魚に含まれ、関節リウマチの炎症を和らげる効果があります。

