熱中症死者「半減」に向け救急医学会が2つの施策―判定アプリは無料で誰でも使用可能

熱中症死者「半減」に向け救急医学会が2つの施策―判定アプリは無料で誰でも使用可能

より早いアラート発出も可能に

熱中症判定アプリのチラシ

開発したアプリを通じて見えてきた発見の1つが、発症とWBGT(暑さ指数)の関係です。

熱中症の啓発では、WBGT28以上31未満を「厳重警戒」、31以上を「危険」と分類してきました。ところが、アプリで集めた発症データとGPSによる位置情報、その場所のWBGTを突き合わせると、28を下回る段階でも軽症の患者さんが出ていることが分かってきたと横堀先生は説明します。

こうした地域ごとの発症分布をリアルタイムに把握できれば、より早いタイミングで熱中症のアラートを出す運用につなげられる可能性があると、横堀先生は展望を述べました。

こんな人にアプリはお勧め

このアプリは、体調の悪い本人や周囲の人が自分に当てはまる症状を選んでいくと、熱中症の重症度がスコアとして表示され、対処法が示される仕組みです。判定結果に応じて、自宅で様子を見てよい軽症なのか、医療機関の受診が必要な中等症なのか、すぐに救急車を呼ぶべき重症なのかの目安が表示されます。あわせて出力されるQRコードを救急隊や医療機関の担当者が読み取って初診時の情報や治療経過を追記すると、発症から回復までの流れを一元的に記録できる設計になっています。

横堀先生は、次のような人には特にお勧めしたいと話しました。
・高齢者や子どもの世話をする人
・スポーツをする人や指導者
・学校の養護教諭や部活動指導者
・工事現場など屋外で働く人、現場管理者
・大規模イベントの参加者、主催者
・在宅診療に携わる人

配信元: Medical DOC

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