EPAにはどんな効果がある?

EPAに期待できる効果について、代表的なものを3つ説明します。
血液をサラサラにする・動脈硬化の進行を防ぐ
EPAは、血液中にある血小板という成分が固まるのを抑えるはたらきがあります。また、心臓の冠動脈の動脈硬化の進行を抑える働きがあると報告もあり、動脈硬化の進行を防ぐ働きが期待されます。
医療現場では、動脈硬化によって脳や心臓、手足などの血管が狭くなる閉塞性動脈硬化症という病気による痛みや冷感の治療に、EPAを主成分とする「イコサペント酸エチル」という薬が使われています。
血液中の脂質を低下させる
EPAは、腸管からの中性脂肪やコレステロールの吸収を抑えたり血液中からの排出を助けたりして、血液中の脂質を下げるはたらきがあります。血液中の脂質が多い状態が続くと、動脈硬化の悪化につながります。そのため、EPAによって脂質を下げることは、動脈硬化による心筋梗塞や脳梗塞のリスク低下にもつながるのです。
コレステロールや中性脂肪の合成を妨げる薬ほどの強さはないものの、副作用が少ないためEPA製剤はOTC(一般用医薬品)としても販売されています。
免疫を調整する
EPAは、腸や皮膚、粘膜などでさまざまな代謝物に変化して体内ではたらきます。たとえば、腸で活性化された代謝物は食物アレルギーやアレルギー性接触皮膚炎、鼻の粘膜で活性化されたものはアレルギー性鼻炎への効果などが報告されています。
また、EPAは免疫物質の産生を調節し、一部の免疫性疾患の改善に効果を示したとする報告もあります。
EPAが多く含まれている食べ物

EPAが多く含まれているのは、「魚」です。その中でも食事に取り入れやすい種類を紹介します。
イワシ
イワシは、EPAやDHAを多く含む魚の代表格です。
年間を通して手ごろな価格で手に入りますが、夏から秋にかけては脂の乗ったものが出回りやすくなります。焼き魚やつみれ汁、フライなどさまざまな調理法があるため、気に入った料理を見つけて取り入れてみてください。
サバ
EPAを多く含む魚のうち、冷凍や缶詰など、加工された商品も手に入りやすいのがサバです。代表的な料理は、味噌煮や塩焼きなどです。また、缶詰を使う場合は、栄養を含む水煮の汁や油もいっしょに摂取すると、よりEPAを効率よく摂取できます。スープやカレーなどにする場合は、缶詰の汁も上手に使ってみましょう。
サンマ
秋の味覚の代表格であるサンマも、EPAを多く含んでいます。旬である秋は、脂の乗ったおいしいサンマが市場に出回ります。
代表的な調理法は塩焼きですが、煮物も人気があります。煮る際に生姜や梅干しなどを加えると、さっぱりとした味わいを楽しめるでしょう。

