卵にはどんなビタミンが含まれている?メディカルドック監修管理栄養士が栄養素・健康効果・保存方法について解説します。

監修管理栄養士:
西城戸 仁美(管理栄養士)
短大卒業後、一般企業にて事務職に従事。リーマンショック後、専門学校で学び栄養士免許修得。高齢者施設勤務時代に管理栄養士国家試験合格。現在は、施設での給食管理のほか、特定保健指導や食事指導、衛生管理指導などに従事している。
卵とは?

鳥類などが産む卵のうち、一般に食用とされる鶏の卵です。たんぱく質をはじめ、ビタミンやミネラルを多く含む食品です。
卵にはどんなビタミンが含まれている?

ビタミンD
6種類あるビタミンDのうち、ヒトが食事から摂るビタミンDは、D2とD3の2種類です。卵など動物性の食品に含まれるのはビタミンD3で、卵黄に含まれており、卵白には含まれません。消化管からのカルシウム吸収を促進させる働きがあるため、健やかな骨作りに役立ちます。
ビタミンE
脂溶性ビタミンのひとつで、強い抗酸化作用により、LDLコレステロールの酸化を防ぎ、脂質の酸化を抑える働きがある細胞の健康維持を助ける栄養素です。卵黄に含まれており、卵白には含まれません。
ビタミンA
脂溶性ビタミンのひとつで、夜間の視力の維持を助ける栄養素です。また、皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素です。卵黄に含まれており、卵白には含まれません。
ビタミンB12
水溶性ビタミンのひとつで、赤血球の形成を助ける栄養素です。主に動物性食品に含まれ、卵では卵白より卵黄に多く含まれます。葉酸と共にDNAの合成を助けるため、不足すると赤血球が正常につくられなくなることがあります。また、神経機能を正常に保つ手助けをし、動脈硬化のリスク因子とされる物質の代謝にも関連します。
ビタミンB1
水溶性ビタミンのひとつで、ブドウ糖をエネルギーに変える栄養素です。糖質やアルコールをよく摂る人や、活動量が多い人は不足しがちな栄養素です。成人1人あたりの1日の推奨量は0.8〜1.2mgに対し、Mサイズに含まれるビタミンB1は約0.03mgと含有量が少ないため、ビタミンB1を多く必要とする場合、ビタミンB1を多く含む豚肉や、吸収率をあげるアリシンを多く含む玉ねぎやニラを一緒に食べることをお勧めします。
ビタミンCは含まれない?
卵は、完全栄養食と表現されることもありますが、ビタミンCと食物繊維は含まれません。鶏は体内でビタミンCを合成することができるため、親鶏からビタミンCを譲り受ける必要がないとされています。

