「卵」に”含まれないビタミン”は何かご存じですか?注意点も管理栄養士が解説!

「卵」に”含まれないビタミン”は何かご存じですか?注意点も管理栄養士が解説!

ビタミン以外に含まれる卵の栄養素

ビタミン以外に含まれる卵の栄養素

たんぱく質

筋肉・臓器・皮膚・骨・髪の毛などを作るために欠かせない栄養素です。体内で合成することができないアミノ酸をバランス良く含むため、たんぱく質の評価を示すアミノ酸スコアは100の食品です。また、ホルモン・酵素・抗体の材料にもなります。

脂質

鶏卵Mサイズ1個あたりの脂質は約5gで、ほとんどが卵黄に含まれ、卵黄の約3割が脂質で構成されています。卵の脂質は、エネルギー源となる脂肪酸のほか、細胞膜・ホルモン・胆汁酸などの材料となるコレステロール、細胞膜や神経組織を構成するレシチンなどの材料となるリン脂質を含みます。

カリウム

植物性食品のイメージが強い栄養素ですが、動物にも含まれ、ナトリウムと相互に作用しながら、細胞内に存在し、水分の調整に関与する栄養素です。

カルシウム

骨や歯の形成に欠かせないカルシウムですが、卵の殻の主成分は、卵殻カルシウムです。カルシウム強化食品の添加物として利用されるほか、農作物の肥料として使われます。

リン

リンは、カルシウムと共に、ビタミンDの働きにより、主に消化管で吸収される骨や歯の正常な発達に不可欠な成分です。体液中の電解質としても存在するほか、細胞膜やDNAの構成成分として存在し、生体内でのエネルギー貯蔵物質である高エネルギーリン酸化合物などの構成要素として存在します。

卵の健康効果

卵の健康効果

筋肉や臓器の材料

卵には良質なたんぱく質が含まれています。たんぱく質は、アミノ酸が結合してできた化合物ですが、卵は、ヒトの体内で合成することができない必須アミノ酸が、バランス良く、手軽に摂れる食品で、免疫細胞やホルモン、酵素の材料となるため、筋肉の維持や修復をするのに役立ちます。

エネルギー代謝を支える栄養素を含む

卵には、ビタミンB1のほか、ビタミンB2・B6・B12・葉酸・ビオチンなどのビタミンB群が含まれています。ビタミンB群は、食事から摂った糖質・たんぱく質・脂質をエネルギーとして利用する際に補酵素として働く栄養素です。また、神経機能や皮膚の健康維持にも関わっています。ただし、卵を食べることで直接的に疲労感が軽減するとは限らないため、主食・主菜・副菜をそろえた食事の中で、エネルギー代謝を支える食品のひとつとして取り入れるとよいでしょう。

骨の健康に役立つ

ビタミンDが腸管からのカルシウムやリンの吸収を助けるため骨の健康維持に役立つことから、健やかな骨作りをサポートします。

目の健康維持

卵黄には、目の粘膜を維持させ、夜間の視力の維持を助けるビタミンAのほか、紫外線や活性酸素から目を保護する働きが期待されるルテインや、ゼアキサンチンを含んでいます。脂溶性の栄養素で、卵黄は脂質も一緒に摂れるため、効率よく体内へ取り込むことができます。

脳の健康維持

卵黄のレシチンの構成成分であるコリンは、神経伝達物質のアセチルコリンの材料となり、脳や神経などの情報伝達に不可欠な栄養素です。最近では、年齢を重ねても健康を維持したい方や記憶力・学習能力のサポートにおいて注目されています。

配信元: Medical DOC

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