異型狭心症の発作を防ぐ生活

異型狭心症は、薬の継続に加えて、発作の引き金を避ける生活管理が大切です。特に喫煙は冠攣縮と深く関わるため、禁煙が重要です。ここでは、異型狭心症の発作を防ぐ生活について解説します。
禁煙の大切さ
禁煙は、異型狭心症の発作予防にとても重要です。たばこは血管の内側の働きを悪くし、冠動脈のけいれんを起こしやすくします。動脈硬化の進行にも関係します。
本数を減らすだけでは十分でない場合があります。禁煙外来や禁煙補助薬を利用し、継続して禁煙に取り組むことが大切です。
受動喫煙も避けましょう。家庭や職場で煙にさらされる環境がある場合は、周囲にも病気のことを伝え、協力を得ることが役立ちます。
発作を防ぐために気を付けること
発作の引き金になりやすいものを避けることも大切です。飲酒で発作が出る方は、量やタイミングを主治医に相談します。寒い朝に外へ出るときは、防寒をして急な温度差を避けましょう。
睡眠不足、過労、強いストレスも発作に関係することがあります。生活リズムを整え、無理な予定を続けないことも予防につながります。
高血圧、糖尿病、脂質異常症がある場合は、それぞれの治療も続けます。冠攣縮だけでなく、動脈硬化のリスクも同時に管理することが重要です。
異型狭心症についてよくある質問
ここまで異型狭心症の発作の特徴や予防などを紹介しました。ここでは異型狭心症についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。
異型狭心症は安静時に起こりやすいのですか?
林 良典医師
はい。異型狭心症は、夜間から早朝の安静時に起こりやすいとされています。睡眠中や起床前後に胸の痛みや圧迫感で気付くことがあります。
これは、冠動脈のけいれんが身体を動かしているときだけでなく、自律神経の変化などにより安静時にも起こるためです。
ただし、安静時の胸痛がすべて異型狭心症とは限りません。不安定狭心症や心筋梗塞の可能性もあるため、検査で確認することが大切です。
発作が短時間で治まれば心配ありませんか?
林 良典医師
短時間で治まっても、心配ないとはいえません。冠動脈のけいれんが一時的に解除されると症状が軽くなることがありますが、発作が繰り返される場合は心臓に負担がかかります。
また、強い冠攣縮は不整脈や心筋梗塞につながることがあります。特に、胸痛が15分以上続く、冷や汗や息苦しさを伴う、いつもより強い、薬が効きにくい場合は救急受診が必要です。
症状が治まった後でも、繰り返す胸痛がある場合は循環器内科で相談しましょう。

