なぜ親だけでなく、AIを使うのか

それなら、親が自分で少しズラして聞けばいいのでは、と思う人もいるかもしれません。
本当にその通りです。親ができるなら、それがいちばん自然だと思います。
ただ、私は親として横にいると、つい自分の答えに近づけたくなってしまいます。「こういうこと?」「こう書けば?」と、気づかないうちに誘導してしまう。子どもが言葉に詰まると、待てずに先回りしてしまうこともあります。
AIを間に置くと、少し距離ができます。親も「AIがこう言ってるけど、どう思う?」と聞ける。もちろん、AIの返答をそのまま使うわけではありません。AIは、親子の会話を始めるための道具。そのくらいの距離感が、我が家には合っていました。
家庭ごとに合う使い方を探していく

このやり方が正解だとも思っていません。いろいろ試してきて、いまの我が家では言葉が出やすい方法のひとつだと感じています。
何を大事にするかは、家庭ごとに違います。これは譲れないというご家庭のルールも、最初に伝えておくといいと思います。
返ってきた答えが「なんか違う」のは、よくあることです。さっきの聞き方は強すぎたみたい、今日はこの話題から入ってみようと、その日の手応えを見ながら、何度も対話を重ねていく。一発で正解を出そうとするより、その試行錯誤のほうがおもしろい。私はそう感じています。
