鉄器で鉄分は摂れる?メディカルドック監修管理栄養士が一日の摂取量や効果、鉄器を使うメリット・注意点、不足・過剰時の症状、効率的な摂取方法を解説します。

監修管理栄養士:
會田 千恵美(管理栄養士)
認定こども園で管理栄養士として給食管理・調理・食育を行っています。離乳食アドバイザー(一般社団法人母子栄養協会)・食育インストラクター1級(NPO日本食育インストラクター協会)・和食文化継承リーダー認定を取得し、子供たちが食に興味をもち、おいしいと笑顔で言ってもらえるように励んでいます。
「鉄分」とは?

鉄分は微量ミネラルの一つで、食品中の鉄は、主に肉や魚などの動物性食品に含まれるヘモグロビンやミオグロビンに由来する「ヘム鉄」と、野菜や海藻、大豆製品、卵などに含まれる「非ヘム鉄」に分けられます。体内の鉄の総量は成人で3〜4gといわれており、その約70%は赤血球中のヘモグロビンとして存在しています。また、体内の鉄は、生理機能を担う「機能鉄」と、肝臓や脾臓などに蓄えられ、必要に応じて利用される「貯蔵鉄」に分けられます。
鉄分の一日の摂取量

日本人の食事摂取基準(2025年版)において鉄分の一日の推奨量は、1歳〜5歳が4.0〜5.0mg、6歳〜9歳が男性6.0〜7.5mg・女性6.0〜8.0mg、10歳〜17歳が男性9.0〜9.5mg・女性(月経あり)11.0〜12.5mg・(月経なし)6.5〜9.0mg、18歳〜64歳が男性7.0〜7.5mg・女性(月経あり)10.0〜10.5mg・(月経なし)6.0mg、65歳以上が男性6.5〜7.0mg・女性5.5〜6.0mgとされています。妊婦は年齢ごとの推奨量に初期で2.5mg、中期・後期で8.5mgを、授乳期は年齢ごとの推奨量に2.0mgを付加します。

