鉄分の効果

赤血球をつくり、全身へ酸素を運ぶ
鉄は赤血球中のヘモグロビンを構成する成分です。肺に取り込まれた酸素はヘモグロビンと結びつき、血液によって全身へ運ばれます。そして、各組織に酸素を届けることで、細胞がエネルギーをつくるために利用されます。
エネルギー代謝やさまざまな体の機能を支える
鉄は、エネルギーをつくる過程で働く酵素の構成成分です。また、DNAの合成や神経伝達物質の合成など、体内で起こるさまざまな酵素反応にも関わっています。
筋肉の働きを支える
鉄は、筋肉に酸素を蓄えるミオグロビンの構成成分でもあります。ミオグロビンは筋肉へ酸素を供給する役割を担っており、筋肉の正常な働きを支えるために重要です。
鉄分は鉄器の調理器具や食器からも得られる?

日本食品標準成分表2015年版(七訂)から、ひじきの鉄分含有量が鉄釜とステンレス釜の釜の材質が製品への影響が考えられるため、成分値が分けられて記載されるようになりました。日本食品標準成分表(八訂)増補2023年に記載されている乾物のひじきの鉄の量は、ステンレス釜が100g中6.2mgに対し、鉄釜では100g中58.0mgと約9倍となっています。鉄製調理器具に関する研究では、鉄鍋を使用することで鉄の溶出が認められています。鉄の溶出量は加熱時間が長いほど多く、また、酢や塩などの調味料を添加することで増える結果が報告されています。また、体内に吸収されやすい2価鉄であったことも合わせて報告されています。調味料を加えず水からの状態や、油で炒めただけの場合の鉄の溶出量は少ないため、調理法や調味料によっては鉄の溶出量は少なくなります。また、鉄瓶でも内部がホーロー加工されているものは鉄分は溶出しません。

