「iPS細胞」とはどんな細胞?ES細胞との違いや課題点も医師が徹底解説!

「iPS細胞」とはどんな細胞?ES細胞との違いや課題点も医師が徹底解説!

iPS細胞とは?メディカルドック監修医がES細胞との違い・iPS細胞を用いた再生医療や実用化に向けて課題となっていることなどを解説します。

山口 健

監修医師:
山口 健(医師)

岡山大学医学部卒業。市中院勤務を経て、自由診療クリニックの院長に就任。その後、経営母体の理事長補佐も兼任し、全国40以上のクリニックのマネジメントも行う。自らの法人も立ち上げ、医療コンサル、企業コンサル、医療ライティングなど幅広く活動している。日本美容皮膚科学会員。

iPS細胞とは?

iPS細胞とは?

iPS細胞(induced pluripotent stem cell:人工多能性幹細胞)は、皮膚や血液の細胞から作成される多能性幹細胞のことです。皮膚や血液の細胞に、特定の遺伝子を送り込むことで、細胞が初期胚(ES細胞)に近い、さまざまな細胞になれる多能性の状態になります。2006年(ヒトでは2007年)に山中伸弥らによって開発され、再生医療や新しい治療薬の開発、病気の仕組みの解明など、さまざまな分野への応用が期待されています。

iPS細胞とES細胞の違いとは?

iPS細胞とES細胞の違いとは?

多能性幹細胞としては、iPS細胞に先駆け、ES細胞(embryonic stem cell:胚性幹細胞)が発見されていました。iPS細胞とES細胞の大きな違いは、作製に用いる細胞です。ES細胞は受精卵が発生した胚盤胞(初期胚)の内部細胞塊から作られる点に対し、iPS細胞は皮膚や血液の細胞から作られる点にあります。つまり、どちらもさまざまな細胞に変化する力を持ちますが、出発点となる細胞が異なるということです。

配信元: Medical DOC

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