「iPS細胞」とはどんな細胞?ES細胞との違いや課題点も医師が徹底解説!

「iPS細胞」とはどんな細胞?ES細胞との違いや課題点も医師が徹底解説!

「iPS細胞」についてよくある質問

「iPS細胞」についてよくある質問

ここまでiPS細胞について紹介しました。ここでは「iPS細胞」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。

iPS細胞を用いた治療の費用について教えてください。

山口 健(医師)

iPS細胞を使った治療の費用は、一般的には高額になることが想定されます。
パーキンソン病薬として近年承認されたアムシェプリ®️の薬価は約5,500万円ですが、保険適用や高額療養費制度の適応によって価格はある程度は減額されます。
一方、自由診療クリニックなどの保険適用外の診療・治療の場合には、数十万から数百万円ほどかかることも少なくないでしょう。

iPS細胞のデメリットについて教えてください。

山口 健(医師)

iPS細胞による治療のデメリットとしては、腫瘍化のリスク、製造や治療にかかる高額なコスト、そして作製に時間がかかることが挙げられます。

まとめiPS細胞は再生医療や創薬に幅広く期待される一方、腫瘍化などの課題も残ります

今回の記事では、iPS細胞について効果が期待できる治療法やデメリットなどについて解説しました。iPS細胞は、細胞移植による再生医療に加え、新薬の開発や病気のメカニズムの解明など、幅広い分野での活用が期待されています。一方で、従来の治療法にはみられなかった腫瘍化などのリスクも看過できない点には注意が必要です。

今後の更なる知見の集積に期待が持たれるところです。

「iPS細胞」と関連する病気

「iPS細胞」と関連する病気は6個ほどあります。
各病気の症状・原因・治療方法など詳細はリンクからメディカルドックの解説記事をご覧ください。

循環器系

慢性虚血性心不全


脳神経内科系

パーキンソン病

ALS

家族性アルツハイマー病


眼科系

加齢黄斑変性

整形外科系

進行性骨化性線維異形成症

iPS細胞を用いた再生医療は、これらの病気の新たな治療法の一つとして期待されています。

「iPS細胞」と関連する症状

「iPS細胞」と関連している、似ている症状は9個ほどあります。
各症状・原因・治療方法などについての詳細はリンクからメディカルドックの解説記事をご覧ください。

関連する症状

認知機能の低下

手足の動かしづらさ

手足の震え

動作がゆっくりになる

身体が強張る

転びやすくなる

目の見えづらさ

胸の痛み

息苦しさ

こうした症状の原因となる病気に対し、iPS細胞を使った再生医療が用いられる場合があります。

参考文献

ヒトES細胞およびiPS細胞の研究|日本内科学会雑誌

よくある質問|もっと知るiPS細胞(京都大学iPS細胞研究所 CiRA)

How are iPS cells used in the development of new drugs?|製薬協

Expandable megakaryocyte cell lines enable clinically applicable generation of platelets from human induced pluripotent stem cells|Cell Stem Cell

iPS細胞の可能性と今後の課題|学術の動向

再生医療用iPS細胞ストックプロジェクト|京都大学iPS細胞研究所 CiRA

Autologous Induced Stem-Cell-Derived Retinal Cells for Macular Degeneration|N Engl J Med

日本における非自己iPS細胞由来ドパミン神経前駆細胞「アムシェプリ」の製造販売承認取得に関するお知らせ|住友ファーマ株式会社

新再生医療等製品一覧表|厚生労働省

進行性骨化性線維異形成症(FOP)(指定難病272)|難病情報センター

配信元: Medical DOC

提供元

プロフィール画像

Medical DOC

Medical DOC(メディカルドキュメント)は800名以上の監修ドクターと作った医療情報サイトです。 カラダの悩みは人それぞれ。その人にあった病院やクリニック・ドクター・医療情報を見つけることは、簡単ではありません。 Medical DOCはカラダの悩みを抱える方へ「信頼できる」「わかりやすい」情報をお届け致します。