肺がんで闘病中だったロックバンド「ローザ・ルクセンブルグ」の元メンバーでドラマーの三原重夫さんが、7月31日に亡くなったと発表されました。66歳でした。三原さんの訃報に接し、「肺がん」の発症後の痛みや原因などについて、後藤秀人先生に解説してもらいました。

監修医師:
後藤 秀人(後藤内科医院)
日本内科学会 総合内科専門医、日本呼吸器学会 専門医・指導医、日本アレルギー学会 専門医、日本がん治療認定医機構 がん治療認定医、インフェクションコントロールドクター(ICD)などの資格を有する。
「肺がん」とは?
気管支や肺胞にある細胞の一部ががん化したものが肺がんです。肺がんは50歳以降で罹患数が急激に増加します。日本におけるがんの死亡数で最も多いがんが、肺がんです。このため、肺がんを早期で発見し、治療することが非常に大切です。しかし、肺がんの症状は、初期でははっきりしないことが多く、検診などで発見されることも多いです。進行すると、特徴的な所見はありませんが咳や喀痰、血痰、発熱、胸痛、呼吸困難などの症状がみられることがあります。今回は、痛みに焦点をあて、肺がんを発症すると起こりうる痛みについて解説いたします。
肺がんを発症するとどんな痛みを感じる?
肺がんを発症すると、さまざまな場所の痛みを感じる可能性があります。
持続性の痛み
肺がんを発症した時の痛みは、胸膜まで浸潤した時や、胸水が溜まり胸膜を浸潤したときの神経の痛み、骨への転移をしたときの痛みが多いです。原因が制御されていない間は、痛みは改善せず持続します。
何もしなくても起こる痛み
がんが浸潤したり、骨に転移をしたときの痛みは、動かしたり押したりしなくとも痛みが続くことが多いです。何もしなくとも痛みが持続しているような場合には注意が必要です。早めに内科もしくは整形外科を受診して相談しましょう。

