プリン体の効果と過不足で現れる症状

プリン体の効果は?
プリン体は、体の細胞の核にあるDNAやRNAなどの核酸を構成する成分の一つです。また、ATP(アデノシン三リン酸)など、体内でエネルギーの受け渡しに関わる物質の構成成分でもあります。プリン体は体内にもともと存在し、細胞やエネルギー代謝に関わる物質として利用されています。
プリン体が不足して現れる症状は?
プリン体は、食べ物から摂取するだけでなく、体内でも必要な量の多くがつくられています。そのため、通常の食生活では、食事からのプリン体不足を過度に心配する必要はありません。好きな食品に偏らず、さまざまな食品をバランスよく取り入れることが大切です。
プリン体を過剰摂取すると現れる症状は?
プリン体は体内で代謝されると尿酸になります。通常、尿酸は尿などとともに体外へ排出されますが、尿酸が過剰につくられたり、十分に排出されなかったりすると、体内に蓄積することがあります。尿酸値が高い状態が続くと、尿酸の結晶が関節にたまり、痛風を発症することがあります。
プリン体の多い野菜

公表されている食品中のプリン体含有量のデータによると、スプラウト(新芽)などには、比較的プリン体を多く含むものがあります。新芽は成長に必要な核酸などを多く含むため、食品によってはプリン体含有量が高くなることがあります。ただし、通常の食生活では食べる量を考慮すると、過度に心配する必要はありません。
ほうれん草の芽(スプラウト)
ほうれん草の芽(スプラウト)は、種から発芽したばかりの若い芽です。家庭でも育てることができます。プリン体含有量は100gあたり171.9mgで、大きく育ったほうれん草の葉(51.4mg)と比べると多く含まれています。新芽は成長過程にあり、細胞の材料となる核酸などを多く含むため、食品によってはプリン体含有量が比較的高くなることがあります。ただし、実際に食べる量は少ないため、1回の食事で摂取するプリン体量は100gあたりの数値より少なくなります。
ブロッコリースプラウト
ブロッコリースプラウトは、ブロッコリーの発芽したばかりの若い芽です。種から芽が出た小さな芽で、スーパーなどでも販売されています。プリン体含有量は100gあたり129.6mgで、大きく育ったブロッコリー(70.0mg)と比べると多く含まれています。ブロッコリースプラウトには、グルコラファンという成分が含まれています。グルコラファンは、よくかんで細胞が壊れると、野菜に含まれているミロシナーゼという酵素の働きでスルフォラファン(イソチオシアネートの一種)という成分に変化することが知られています。
かいわれ大根
かいわれ大根は、大根の発芽したばかりの若い芽です。種から育てた小さな芽で、サラダや料理の彩りとしてよく使われます。プリン体含有量は100gあたり73.2mgで、大きく育った大根の根(約3〜4mg)と比べると多く含まれています。大根に含まれるイソチオシアネート(辛味成分)によって、少しピリッとした辛味が感じられます。

