「睡眠ホルモンと食べ物」についてよくある質問

ここまで睡眠ホルモンと食べ物について紹介しました。ここでは「睡眠ホルモンと食べ物」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。
睡眠の質を高める食べ物について教えてください。
林 良典(医師)
睡眠ホルモンであるメラトニンの原料となるトリプトファンを含む食べ物が候補になります。牛乳などの乳製品や卵、大豆製品などです。夕食時に適度な炭水化物を摂ると、トリプトファンが脳に取り込まれやすくなり、入眠を支える可能性があります。食事は就寝の数時間前までに済ませ、バランスを意識しましょう。
不眠症に効果的な果物はありますか?
林 良典(医師)
睡眠への良い影響が研究されている果物には、タルトチェリーとキウイフルーツがあります。タルトチェリーには天然のメラトニンが含まれ、ジュースでの摂取により総睡眠時間や睡眠効率の改善が報告されています。キウイフルーツにはセロトニンや抗酸化物質が含まれ、寝つきや睡眠の質を支える可能性があります。
まとめ睡眠ホルモンを意識した食事と飲み物で、睡眠リズムを整えましょう
ここまで、睡眠ホルモンであるメラトニンの働きと、食べ物や飲み物との関係をみてきました。最後に、日常生活で意識したいポイントを整理します。
睡眠ホルモンであるメラトニンは、睡眠と覚醒のリズムを整え、自然な眠気や睡眠の維持を支える物質です。タルトチェリーやキウイフルーツ、トリプトファンを含む乳製品、卵、大豆製品などは、睡眠を支える食事の選択肢になります。一方で、夕方以降のカフェイン、就寝前のアルコール、高脂肪食、糖分の多い夜食は睡眠を妨げることがあります。
食事や飲み物を見直しても、眠れない、日中の強い眠気がある、いびきや無呼吸を指摘されるといった状態が続く場合は、不眠症や睡眠時無呼吸症候群などが隠れている可能性があります。生活習慣だけで抱え込まず、症状が続くときは病院で相談しましょう。
「睡眠ホルモン」と関連する病気
「睡眠ホルモン」と関連する病気は3個ほどあります。
各病気の症状・原因・治療方法など詳細はリンクからメディカルドックの解説記事をご覧ください。
睡眠障害
不眠症睡眠・覚醒相後退障害
閉塞性睡眠時無呼吸
メラトニンの分泌リズムが乱れることで、不眠症や昼夜逆転のようなリズム障害が起こることがあります。また、睡眠時無呼吸は睡眠の質を大きく下げるため、適切な治療が必要です。
「睡眠ホルモン」と関連する症状
「睡眠ホルモン」と関連している、似ている症状は3個ほどあります。
各症状・原因・治療方法などについての詳細はリンクからメディカルドックの解説記事をご覧ください。
関連する症状
入眠困難(寝つきが悪い)
中途覚醒(夜中に何度も目が覚める)
日中の強い眠気や疲労感
睡眠ホルモンの不足やリズムの乱れは、寝つきの悪さや睡眠の浅さに関わります。症状が慢性的に続く場合は、生活習慣の見直しとともに病院への相談を検討してください。
参考文献
Effects of Diet on Sleep: A Narrative Review|Nutrients 2020
健康づくりのための睡眠ガイド 2023|厚生労働省
食品に含まれるカフェインの過剰摂取についてQ&A|厚生労働省
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