栄養素で何が不足すると夏バテになりやすい?

ビタミンB1
ビタミンB1は、糖質からエネルギーをつくる過程に欠かせない栄養素です。夏場に麺類や清涼飲料水などに偏った食生活が長く続き、豚肉や大豆製品などビタミンB1を含む食品の摂取量が減ると、不足につながる可能性があります。
たんぱく質
たんぱく質は、筋肉や臓器、酵素など体を構成する重要な栄養素です。食事量の減少などによってエネルギーやたんぱく質の不足が長く続くと、筋肉量や体力の低下につながり、疲れやすさを感じることがあります。夏場も、肉、魚、卵、大豆製品、乳製品などを無理のない範囲で毎食取り入れることが大切です。
カリウム・ナトリウム
大量に汗をかくことで、水分とともにこれらミネラル(電解質)が失われます。カリウムやナトリウムのバランスが崩れると、細胞の脱水や筋肉の収縮異常、強い倦怠感を引き起こします。
ビタミンA・C・E
ビタミンA・C・Eは、体内でそれぞれ異なる働きを持ち、ビタミンCやEには抗酸化作用があります。ただし、これらのビタミンを多く摂れば夏バテを予防・改善できるとは限りません。夏場も、緑黄色野菜や果物、魚、卵、ナッツ類などを組み合わせ、食事全体のバランスを整えることが大切です。
夏バテ予防に効果的な食品は?

ビタミンB1が摂れる食品
食事に主菜や副菜として取り入れることで、補いやすい栄養素です。うなぎのかば焼き(0.75mg/100g)、ぶた中型かたロース脂身つき生(0.56mg/80g)、乾燥大豆国産(0.14mg/20g)などがあります。
夏野菜
トマトやきゅうり、なすなどの夏野菜には、水分を多く含むものがあり、食事からの水分補給に役立ちます。また、カリウムやビタミン、食物繊維なども含まれているため、ほかの食品と組み合わせることで、夏場の栄養バランスを整えやすくなります。ただし、夏野菜を食べるだけで体温が下がったり、夏バテを予防できたりするわけではありません。こまめな水分補給や適切な室温管理もあわせて行うことが大切です。
ネバネバ野菜
オクラやモロヘイヤ、長芋などを指します。特有のぬめり成分(ペクチンなどの食物繊維)が胃の粘膜を保護し、弱った消化器官をサポートします。また、つるんとした喉越しで食欲が落ちている時でも食べやすいのが特徴です。
酸味を含む食品
梅干し、レモン、柑橘類などを指します。酸味は、唾液や胃液の分泌を促して食欲をわかせるのに一役かいます。また、クエン酸回路というエネルギー代謝を回す手助けもしてくれます。エネルギーが滞りなく作られることで、結果として体力の回復を助けたり、夏バテのようなエネルギー不足によるだるさを軽減したりする効果が期待されています。

