「肝炎と血液検査」についてよくある質問

ここまで肝炎と血液検査について紹介しました。ここでは「肝炎と血液検査」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。
血液検査を受けることで、自分がウイルス性肝炎なのか確認できるのでしょうか?
岡本 彩那 監修医
正確には血液検査でウイルスの抗体などを調べることでわかります。肝機能障害を指摘された場合は検査を受けることが多いでしょう。
肝臓の異常や肝炎の有無を調べる際、採血でどの項目・数値をチェックするのですか?
岡本 彩那 監修医
血液検査では肝酵素(AST/ALT)を確認します。その他胆道系酵素(ビリルビンやALPなど)を確認し、どの項目が有意に上がっているかも確認します。肝臓の状態を調べるためのPTなども評価します。原因としてはウイルス検査や自己抗体の有無確認なども行います。
B型肝炎ウイルスの感染を防ぐため、性交渉時にコンドームを使用すれば完全に防げるのでしょうか?
岡本 彩那 監修医
B型肝炎ウイルスは性交渉でも感染します。コンドーム着用は予防になりますが、正しい使い方をしていないなどの状況では感染する可能性はあります。また、他にも母子感染や血液感染などの感染ルートもあります。血液などを介して感染する可能性も0ではありません。
肝炎ウイルスに感染した場合、どのような初期サインや症状が現れるのでしょうか?
岡本 彩那 監修医
肝炎ウイルスに感染した場合の症状は様々です。例えば感冒のような症状が出て終わったり、倦怠感、頭痛、黄疸などを認めることもあります。ただし、自覚症状に乏しく、感染に気づかないケースも多々あります。
まとめ
肝炎は自覚症状のないようなものから、時には命にかかわるような重篤な症状、病態を起こす疾患です。しかしながら自覚症状がないものであったとしても、放置してしまうとやがて肝硬変、肝細胞癌となり、結果として命にかかわる状態に陥る可能性があります。肝硬変になるともとの肝臓の状態に戻ることは難しくなりますが、肝炎の状態であればまだ後戻りができる状態です。自覚症状に乏しい場合でもしっかりと検査、治療を受けることが重要です。
「肝炎」と関連する病気
「肝炎」と関連する病気は10個ほどあります。
各病気の詳細はリンクからメディカルドックの解説記事をご覧ください。
消化器系の病気
消化器系
急性肝炎慢性肝炎
自己免疫性肝炎ウイルス性肝炎肝性脳症肝硬変肝細胞癌
脂肪肝劇症肝炎de novo肝炎
肝炎の原因になるものについては放置してしまいやすいものもあります。しかしながら肝炎が進行した場合、最終的には命にかかわる事態となることもあります。
「肝炎」と関連する症状
「肝炎 血液検査」と関連している症状は7個ほどあります。
各症状の詳細についてはリンクからメディカルドックの解説記事をご覧ください。
関連する症状
頭痛倦怠感黄疸
肝機能障害
ビリルビン尿
意識障害
腹水
肝臓は「沈黙の臓器」と言われるほど自覚症状が出にくい臓器です。これらの症状がなくとも検査で異常が見つかれば一度内科・消化器内科を受診し精密検査を受けましょう。
参考文献
大阪府 肝炎定期検査費用助成について
厚生労働省 肝炎について
厚生労働省 B型肝炎ワクチン
肝炎情報センター 助成制度
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