糖尿病予備軍も要注意!血糖値スパイクを引き起こしやすいアイスの特徴

「カロリーが低いから大丈夫」「さっぱりしているから健康的」というイメージだけでアイスを選ぶと、糖尿病予備軍の方は特に、恐ろしい血糖値スパイクの罠に嵌まることになります。
かき氷などの氷菓はアイスよりも血糖値が上がりやすい?
はい、驚かれるかもしれませんが、かき氷やシャーベット(氷菓)は、濃厚なアイスクリームよりも圧倒的に血糖値を急上昇させやすいです。氷菓は乳脂肪分をほとんど含まないため、カロリーは低いです。しかし、その中身は「氷(水分)」と「ガムシロップ(果糖ぶどう糖液糖や砂糖)」そのものです。糖の吸収をブロックしてくれる脂質やタンパク質が「ゼロ」であるため、食べた瞬間に胃を通り抜け、小腸で最速スピードで吸収されてしまいます。
植物性脂肪と果糖ぶどう糖液糖が主体の「ラクトアイス」
ラクトアイスは、牛乳の脂肪の代わりに安価な植物性油脂(パーム油など)を使用し、コクを出すために大量の「果糖ぶどう糖液糖」が添加されています。この液糖は、普通の砂糖よりもさらに分子が小さく、体内に一瞬で吸収されるため、急激な高血糖を最も引き起こしやすい危険な特徴を持っています。
コーンやウエハース、チョココーティング付きのアイス
モナカタイプ、コーン付き、またはクッキーで挟んだアイスや、チョコレートで分厚くコーティングされたものは、アイス単体の糖質に加えて、小麦粉(炭水化物)や追加の砂糖が上乗せされています。1個食べるだけで、おにぎり1個分を遥かに超える糖質量(35g以上)に達することがあり、血糖値スパイクの直行便となります。
フルーツフレーバーや果肉入りのアイス
「果物が入っているからビタミンがあって体に良さそう」と思いがちですが、アイスに使われている果肉の多くは、あらかじめ大量の砂糖シロップで煮詰められた「果糖の塊」です。果糖は肝臓で素早く代謝され、中性脂肪を増やし、インスリンの抵抗性を悪化させる原因になるため、見た目のヘルシーさに騙されてはいけません。
血糖値以外でアイスを食べる時に気を付けることはある?

冷たいアイスが胃の中に流れ落ちていくと、胃腸の血管が急激に収縮し、消化管の血流が途絶えます。これにより、胃腸の消化吸収能力が一時的にマヒするほか、腸が過剰に危険を感じて水分を外に出そうと激しく動き出す(蠕動運動の暴走)ため、「急性下痢」や「腹痛(過敏性腸症候群の悪化)」を引き起こします。冷刺激が頭の奥の神経(三叉神経)を強く刺激することで起こるアイスクリーム頭痛(キーンとする痛み)や、内臓が冷え切ることで低体温を招き、全身の基礎代謝や免疫力が一時的に低下して風邪をひきやすくなる、慢性的な冷え性・むくみといった症状が現れます。アイスを食べる時は、口の中で泳がせるようにして「温めてから飲み込む」ことを意識してください。もし食べた後に下痢や腹痛が起きてしまったら、すぐに温かい白湯(さゆ)やノンカフェインの温かいお茶をゆっくりと飲み、お腹の芯を外側と内側(湯たんぽなど)から温めて、消化管の血流を回復させてあげることが最善の対処法です。

