「女性ホルモン」の分泌を増やす「大豆製品」はご存知ですか?医師が徹底解説!

「女性ホルモン」の分泌を増やす「大豆製品」はご存知ですか?医師が徹底解説!

「豆乳」と「豆腐」どっちの方が女性ホルモンが多く分泌される?

「豆乳」と「豆腐」どっちの方が女性ホルモンが多く分泌される?

100gあたりの大豆イソフラボン含有量は豆腐(4検体)で平均20.3mg、豆乳(3検体)で平均24.8mgというデータもあります。そこまで大きな差とはいえないでしょう。

ライフスタイルや好みに合わせ、食生活に適度に取り入れていくとよいのではないでしょうか。

大豆製品を過剰摂取した際に現れる症状

大豆製品を過剰摂取した際に現れる症状

大豆イソフラボンについては、適切な量を摂取することが大切です。また、大豆そのものにアレルギーなどがある場合にはさまざまな症状が現れるケースもみられます。

蕁麻疹

大豆アレルギーがある場合には、摂取後に蕁麻疹や皮膚のかゆみ、赤みなどのアレルギー症状が現れることがあります。重症例では、呼吸困難や血圧低下を伴うアナフィラキシーを起こすこともあるため、大豆製品を摂取した後に急激な症状が現れた場合には、速やかに医療機関を受診してください。

下痢や腹痛

大豆製品を食べた後に腹痛や下痢、腹部膨満感などの消化器症状がみられることがあります。これは大豆アレルギーだけでなく、大豆に対する不耐症や消化の個人差が関係している場合もあります。症状が繰り返し現れる場合は、自己判断で我慢せず医療機関に相談しましょう。

男性の女性化

大豆イソフラボンを極端に過剰摂取した男性で、女性化乳房や性欲低下、男性ホルモンの低下がみられた症例が報告されています。ただし、これは毎日大量のイソフラボンを長期間摂取していた特殊なケースであり、通常の食事で大豆製品を適量食べることで同様の症状が起こる可能性は極めて低いと考えられています。

ホルモンバランスの乱れ

大豆イソフラボンはエストロゲンに似た作用を持つため、サプリメントなどで過剰に摂取した場合にはホルモンバランスへの影響が懸念されています。しかし、通常の食事から適量の大豆製品を摂取する範囲では、大きな健康被害を示す十分な証拠はないとされています。健康食品やサプリメントを利用する際は、摂取目安量を守ることが重要です。

甲状腺機能の阻害

大豆イソフラボンと甲状腺機能との関連については以前から研究が行われていますが、ヨウ素が十分に摂取されている健康な人では、通常の大豆食品の摂取が甲状腺機能に大きな影響を及ぼすという明確な証拠はありません。一方で、甲状腺機能低下症のある方や甲状腺ホルモン製剤を服用している方では注意が必要な場合があるため、主治医の指示に従いましょう。

「女性ホルモンと大豆製品」についてよくある質問

「女性ホルモンと大豆製品」についてよくある質問

ここまで女性ホルモンと大豆製品について紹介しました。ここでは「女性ホルモンと大豆製品」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。

更年期に豆腐は控えた方がいいのでしょうか?

阿部 一也(医師)

更年期だからといって豆腐を控える必要はありません。むしろ積極的に取り入れたい食材です。豆腐に含まれる「大豆イソフラボン」は女性ホルモンのエストロゲンと似た働きをするため、更年期症状の緩和や骨粗しょう症の予防に役立つ可能性があります。

まとめ大豆製品はバランスの良い食生活の一部として適量を継続して取り入れましょう

今回の記事では、女性ホルモンと大豆に含まれるイソフラボンの構造が似ていることや、期待できる効果などについて解説しました。

大豆には、イソフラボンなどの微量成分のほか、たんぱく質や炭水化物、脂質、ミネラル、ビタミン、カルシウムなども含まれています。そのため、健康的な生活を送るうえで役立つ食品の一つといえるでしょう。

大豆製品だけで女性ホルモンを増やすことはできませんが、バランスの良い食生活の一部として適量を継続して取り入れることが大切です。

「女性ホルモン」と関連する病気

「女性ホルモン」と関連する病気は5個ほどあります。
各病気の症状・原因・治療方法など詳細はリンクからメディカルドックの解説記事をご覧ください。

婦人科系

更年期障害

月経不順

子宮内膜症

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)

骨粗鬆症

女性ホルモンの変化は月経や妊娠だけでなく、骨や血管などの健康にも影響を与えます。

「女性ホルモン」と関連する症状

「女性ホルモン」と関連している、似ている症状は7個ほどあります。
各症状・原因・治療方法などについての詳細はリンクからメディカルドックの解説記事をご覧ください。

関連する症状

ほてり

のぼせ

発汗

不眠

イライラ

疲れやすい

月経不順

女性ホルモンのバランスが乱れるとこれらのような症状が現れることがあります。

参考文献

女性ホルモンとライフステージ|厚生労働省

大豆及び大豆イソフラボンに関するQ&A|厚生労働省

大豆及び大豆イソフラボンに関するQ&A|農林水産省

発酵性大豆食品の摂取量と循環器疾患およびがん罹患との関連|多目的コホート研究

発酵性大豆製品の摂取量と高値血圧の発症との関連について|多目的コホート研究

大豆及び大豆イソフラボンに関するQ&A|食品安全委員会

大豆及び大豆イソフラボンに関するQ&A|食品安全委員会

大豆及び大豆イソフラボンに関するQ&A|厚生労働省

個体特性に着目した食品成分の骨粗鬆症に対する予防効果に関する研究|厚生労働科学研究成果データベース

閉経女性の骨粗鬆症予防のための推奨大豆摂取量の提案(横断研究)|日本プライマリ・ケア連合学会誌

骨粗鬆症(骨粗しょう症)|日本整形外科学会

Soy Allergy: Causes, Symptoms, Tests & Treatment|Cleveland Clinic

The health effects of soy: A reference guide for health professionals|Front Nutr

Secondary Hypogonadism due to Excessive Ingestion of Isoflavone in a Man|Intern Med

配信元: Medical DOC

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