「脳梗塞と顔つき」についてよくある質問

ここまで脳梗塞と顔つきについて紹介しました。ここでは「脳梗塞と顔つき」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。
脳梗塞を発症後は何年生きられるのでしょうか?
村上 友太(むらかみ ゆうた)医師
脳梗塞後に何年生きられるかは、年齢、脳梗塞の重症度、詰まった血管の場所、治療までの時間、持病、再発予防の状況によって大きく変わります。そのため、「脳梗塞になったら余命は何年」と一律には言えません。軽症で後遺症が少なく、血圧・糖尿病・脂質異常症・心房細動・喫煙などをしっかり管理できれば、長く生活できる方も多くいます。一方で、重症例や再発例では生命予後や生活機能に大きく影響します。研究では、初回脳梗塞後の5年生存率は脳梗塞のタイプや年齢などで大きく異なることが示されています。
まとめ顔のゆがみに気づいたら、発症時刻を確認しすぐに救急車を呼びましょう
脳梗塞を発症すると、顔の筋肉を動かす神経経路が障害され、片側の口角が下がる、笑顔が左右非対称になる、鼻唇溝が浅くなる、よだれや飲み物がこぼれるといった顔つきの変化が現れることがあります。視線の偏りや、ぼんやりした表情がみられる場合もあります。
特に重要なのは、「これまでなかった変化が突然現れた」という点です。顔のゆがみに加えて、片側の手足の麻痺、ろれつが回らない、言葉が出ない、見え方の異常、歩行困難などがあれば、脳梗塞を強く疑います。
症状が軽い、顔だけだから大丈夫、すぐ治った、と自己判断してはいけません。脳梗塞は治療開始が早いほど、後遺症を軽減できる可能性が高まります。顔・腕・言葉の異常を確認するFASTを覚え、どれか一つでも突然現れたら、発症時刻を確認しすぐに救急車を呼びましょう。
「脳梗塞と顔つき」と関連する病気
「脳梗塞と顔つき」と関連する病気は4個ほどあります。
各病気の症状・原因・治療方法など詳細はリンクからメディカルドックの解説記事をご覧ください。
脳神経系の病気
一過性脳虚血発作
脳出血ベル麻痺(特発性顔面神経麻痺)
脳腫瘍顔の片側が動かなくなる病気は脳梗塞だけではありませんが、突然発症した場合や手足・言葉の異常を伴う場合は、まず脳卒中を疑って救急受診してください。
「脳梗塞と顔つき」と関連する症状
「脳梗塞と顔つき」と関連している、似ている症状は7個ほどあります。
各症状・原因・治療方法などについての詳細はリンクからメディカルドックの解説記事をご覧ください。
関連する症状
顔の片側が下がる
口角が下がる
顔半分がしびれる
ろれつが回らない
片側の手足に力が入らない
片側の顔や手足がしびれる
急にふらつく・歩けない
これらの症状が突然現れた場合は、症状が軽くても、いったん治っても救急受診が必要です。本人が気づきにくいこともあるため、家族や周囲の人が普段との違いを見逃さないことが大切です。
参考文献
脳卒中の主な症状|日本脳卒中協会
脳卒中の予防・発症時の対応|日本脳卒中学会・日本脳卒中協会
Signs and Symptoms of Stroke|CDC
Guidelines for the Early Management of Patients With Acute Ischemic Stroke|AHA/ASA
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